膝の具合は上向いてきたものの、ここは我慢のしどころ。
今週もレンレンさん命名の「ぶらもろー」で小田原城散歩です。
東海道線、小田原駅が近づくと箱根の山も近い。
小田原駅の大小田原提灯。
小田原駅から見る小田原城。
駐車場の建物が邪魔ですが…
お濠を渡るこの橋は「学び橋」。
ずっと「赤橋」かとおもってた。
お堀端に蕎麦屋「田毎」
神田須田町の「松屋」をもってして蕎麦屋だと思っていた我が家では
こんな鉄筋ビルの建物の蕎麦屋なんてと寄り付かなかった。
ところがある日何の拍子か入ってみたらとてもうまかった。
今や我が家では蕎麦と言ったら「田毎」になってしまいました。
片眼鏡橋の住吉橋。
渡ると馬出門。
これをくぐると銅門(あかがね)。
実は僕は「どうもん」って読んでました。
ここのところで攻め手は上から矢だの鉄砲玉を浴びせられるのですよね。
銅門を通ると天守閣が見えてきます。
天守閣に行くには階段を昇らなければならない。
登山ならぬ登城です。
階段を昇ると常盤木門。
そして天守閣のある本丸広場。
先々週プロジェクション・マッピングを見に来た。
さて天守閣に登るにはさらに階段を昇らなければならない。
さらに復元天守だから中でも階段だ。
松本城・熊本城は現存天守閣だから梯を上って行った。
それよりは今日の膝にはいいのかな。
いつも思うのだが甲冑が小さい。
自分などは身長180cmだから戦後期時代にいたら相当大きいのだろうか。
ヨーロッパの古城などでもそれを感じる。
オランダなんて大きな体がイメージだけど昔の甲冑だのベッドはやはり小さい。
一説なんだけれどオランダ人が大きくなったのは酪農が盛んになったからだそうな。
小田原城の天守閣はいきなり海が見えるのが好い。
海ばかりでなく山も。
これは小田原駅の向こうに丹沢。
行きてえ~。
箱根山々。
雲がかかりそうなのが明神ヶ岳。
こちらは小田原城から見る一夜城。
あっちの山でなんかやってるって気が付かないもんだろうか。
北条方には忍びの者がいなかったのか。
伊豆方面。
大島が見えています。
お城を後にして隣接する二宮神社へ。
二宮金次郎が歩きながら本を読むのは歩きスマホと同じじゃないかい、
てのが話題になったけどこの人の時代はながら歩きしても自動車なんてない。
それどころか人だったそういなかったんでしょうね。
二宮神社から再び小田原城内を歩いて学び橋へ。
そして駅に戻ってきました。
今日は平地を1時間30分の歩き。
このまま順調に推移していければ来週は軽い山へ登れるかな。
カテゴリ: 山歩き 2019年
サンショウバラを求めて不老山へ 2019. 6. 5
山仲間のひらさんからのお誘いで静岡県小山町の不老山へ。
目的は富士箱根地域にしかないというサンショウバラの花。
当初は山梨県の三国峠を出発して三国山から神奈川県を通り、それから静岡県の明神峠を経て不老山へという目論見でした。
ところが実行日の6月5日の2日前、6月3日の朝、車に乗ろうとしてかがんだら腰がガクガクっとなって腰痛発生。
う~ん、これは困った、この腰の状態で三国峠から不老山は難しいかもしれない。
できることなら一番楽な不老橋ゲート前に車を停めて林道歩きでサンショウバラの丘まで行きたい。
でもしかしそれじゃあひらさんに申し訳ないよなあ、と考えていたらひらさんから連絡。
次の日に用事ができたので最短コースに変更できればというお話。
いやいやそれはこちらとしては願ったり叶ったり。
それで金時公園(神社じゃないよ)に集合して1台をデポ、もう1台で不老橋へ行ってそこがスタートとなりました。
7時33分出発。
最初は木々の茂った道なのでやや暗い。
世附峠が近くなると日当たりが良くなります。
しかしポールにすがって林道を歩く自分が情けない。
出発から1時間、世附峠着。
ここにもサンショウバラがあるのですが花が枯れていました。
あれれ、です。
10日前はまだ蕾が少しあっただけだったので今日あたりが丁度いいかとおもっていたけど、このところの夏の暑さで一気に咲いてしまったのだろうか。
チョッとがっかりしてサンショウバラの丘に向かいます。
しかし行く手に花の気配がない。
けっこう焦る。
本来なら(咲いているときならば)サンショウバラの花と富士山との調和が見られるはずなのにこの通り。
遠くから来たひらさんを思うとさらにとても焦る。
名残のサンショウバラが咲いているもののがくばかりが残っている。
肩を落としつつサンショウバラの丘を後にして不老山に向かいます。
1度先ほどの世附峠へ。9時2分。
そして不老山への登り。
でも30分ほどで山頂への分岐。
ここから山頂まで200mほどは平らな道だ。
そしてサンショウバラが咲いている。
が、とっても高い位置で咲いているので撮影ができない。
山頂のサンショウバラは咲いていました。
9時36分着。
ああよかった何とか咲いていてくれた。
ひとしきり撮影の後少しの休憩で出発10時。
腰痛のベルトを締めているのでそのせいで、胃が圧迫されていて何かを食べる気が全然しなくって何だか寂しい。
金時公園方面への山道にもサンショウバラが咲いていたので撮影などして下山。
どんどん下って行くとやがて林道に出る。
この山はもう林道だらけだ。
だから山の雰囲気を感じるには明神峠から来るのが好いのだろう。
山頂から1時間半、金時公園(駐車場が見えている)着。
遠くから来たひらさんへ少しは面目が立ったのと、腰の状態が最後まで何とかなったのとで安心安心ここにデポしてあった車で不老橋に戻って解散。
ひらさんが出発してからしばらくして自分も出発。
と、車の前を黒い大きな動物が走って行く。
熊?
念のために開けていたウインドウを閉める。
そして動物を確認しようとおもったら藪の中へ消えてしまった。
イノシシともシカとも違う、しかし熊かなあ、野犬かもしれない。
で湯船の集落の人に何か目撃情報がなかったか訊こうとおもったのに、集落はひっそり静まり返ってだ~れもいなかった。
新東名工事の人は知らんだろうなあ。
で帰宅してネットで調べたら静岡県だったかのHPに湯船地区での熊の目撃情報というのを見つけた。
でもそれは2年前のものだった。
山と花の終わりに大型動物とはまあ面白い組み合わせでした。
ひらさんが出発してからしばらくして自分も出発。
と、車の前を黒い大きな動物が走って行く。
熊?
念のために開けていたウインドウを閉める。
そして動物を確認しようとおもったら藪の中へ消えてしまった。
イノシシともシカとも違う、しかし熊かなあ、野犬かもしれない。
で湯船の集落の人に何か目撃情報がなかったか訊こうとおもったのに、集落はひっそり静まり返ってだ~れもいなかった。
新東名工事の人は知らんだろうなあ。
で帰宅してネットで調べたら静岡県だったかのHPに湯船地区での熊の目撃情報というのを見つけた。
でもそれは2年前のものだった。
山と花の終わりに大型動物とはまあ面白い組み合わせでした。
檜洞丸 ツツジ新道~犬越路 2019. 6. 1
名残のシロヤシオを訪ねて恒例の檜洞丸へ。
先週の愛鷹山ではアシタカツツジを期待しすぎたために「ややや」という感じだったが翌日十枚山に行ったTanmaさんによればシロヤシオも今ひとつだったようだ。
それでネットで今年の檜洞丸のシロヤシオについてチェックしたらこちらもどうも芳しくないらしい。
いろいろとネガティブな記事が多くって、要約すると「特に去年のようなシロヤシオを期待して行くとがっかりする」らしい。
檜洞丸はこの歳になるとけっこうきつい山で、そんな山に登るのもシロヤシオがあるからで、それがないなら行ってもしょうがないなあという気分になった。
でも丹沢の名山である檜洞丸へは毎年この季節に訪れているので、まあシロヤシオは期待しないでとりあえず「恒例行事」として登ってみることにした。
西丹沢ビジターセンターを5時40分に出発。
例によって駐車場確保のためにどうしても出発が早くなる。
ツツジ新道への入り口。
暗い沢道のうえに熊注意なんてあるから余計不気味だ。
しかしすぐに沢を巻く道になる。
そして15分程で登り切ってしまえば東沢を高巻く平坦な道。
新緑が綺麗だ。
6時25分、ゴーラ沢出合着。
広い河原だがここが出合の場所だ。
水流と水流が合流する地点は「出合」「落合」「河又(川俣)」などいろんな呼称があるけれど区別の基準がよくわからない。
どうでもいいけどね。
5分程休憩、6時30分、ツツジ新道の本格的入口。
河原の奥にある。
登って行くとヤマツツジが綺麗だった。
痩せ尾根が出てくると展望地も近い。
7時25分展望地。
富士山は雲に隠れている。
標高1000m付近のシロヤシオは終わっていたが(でも落下した花も少なったようにおもえる)1350m付近で名残のシロヤシオが姿を見せるようになった。
でもなんだか寂しい。
石棚尾根分岐にあるシロヤシオ。
この木の花は毎年とにかく沢山の花を付けている。
1500m付近の尾根。
花がある木とない木とが顕著だった。
山頂着8時52分。3時間12分かかった。
それにしてもこの名山の山頂標、なんかもう少し立派にした方がいいんじゃないかとおもってしまう。
15分ほどの休憩後犬越路目指して下山。
往路を戻った方が楽だけどこちらの尾根のシロヤシオが気になった。
そしてこの景色が好きだ。
犬越路方面の方がややシロヤシオが好かったかもしれない。
しかしトウゴクミツバツツジは今ひとつだった。
もう終わりなんだろうけれど、1昨年は尾根がツツジ色していたものだった。
行く手にガスが出て来たがこれもなんだか高山みたいで好い。
標高1400m付近のシロヤシオ。
これが今日ほぼ最後であった。
近づいてくる大室山。
鎖の岩なんかもある。
10時50分犬越路。
登ってくるとやれやれだが下ってくると特に休みたくなるものでもないのですぐに出発。
沢へ下る道。
やがて巻道を行くようになる。
流れに沿う道になって、橋が流されていた。
水量が少ないのでなくてもいいけど大水が出たら大変だ。
この橋が出てくると用木沢出合はもうすぐだが、これが吊り橋じゃなくって本当によかった。
じゃないと吊り橋嫌いな自分はこの道を通れない。
用木沢出合着11時50分。
これから自動車道路を歩いて、ツツジ新道入口も過ぎて、12時10分に西丹沢ビジターセンターに到着。
シロヤシオは時期的に考えても仕方ないかな。
けっこう見ることが出来たのに感謝。
好い山歩きをいただきました。
檜洞丸に来るのはこれまでこの季節でしたかなったけれど、犬越路へ向かうあの尾根は、秋の方が好い景色なんじゃなかろうか。
よし今度は秋、紅葉の季節に訪れよう。
アシタカツツジを訪ねて愛鷹山、袴腰岳、位牌岳縦走 2019. 5. 25
今年も静岡県の愛鷹山山系のアシタカツツジを訪ねました。
5月25日というのは誰が考えてもアシタカツツジの見頃で、うまく行けば昨年のようにミツバツツジとアシタカツツジの競演がどこまでいっても続くという景色が見られるかもしれません。
今回は先発隊としてまずはひらさん、NOBUさん、レンレンさん、Tanmaさんが揃いました。こうち隊3名は遅れて到着そして出発です。
意気揚々と水神社出発、7時25分。
もうお馴染みの林道を歩きます。
これまでこの季節は一服峠に直接出る道を行きましたが(ツツジ銀座と呼ぶ人もいるらしい)今回は愛鷹山を経由します。
水神社を出てから50分ほどで林道と別れて山道へ。
何回か涸れ沢を渡ります。
この日の暑いこと暑いこと、熱中症の危険を回避するために水をどんどん飲みました。でも暑さのせいだけじゃないだろうけど皆さんからどんどん遅れて行きます。
愛鷹山直下の鞍部はもうすぐだけど皆さんの姿が遠い。
なんとか力を振り絞って山頂着、9時45分。
水神社から2時間20分。
富士山の景色が好いですね。
南アルプスの連なりも見えていました。
ここには愛鷹神社があるのだけれどバテバテだったのでお参りがおざなりになってしまった。
そうしているうちに後発のこうち隊が到着、いっぺんににぎやかに。
こうちさんがバテ気味だった。
鉄人こうちさんがバテてりゃ自分など当たり前だよねって少し安心。
30分ほどの休憩後出発。
下って行くとまずはアシタカツツジ。
馬場平への登り。
でも景色が開けているので愛鷹山までの登りよりは楽(なような気がする)
馬場平付近はブナの古木が美しい。
気持ちの好い尾根。
ただ前回来たのが8月下旬だったけど今日の方が暑い。
袴腰岳が迫って来る。
でもこの登りはなんてことなく頂上に着いてしまう。
と言えるぐらいに体調が回復、愛鷹山山頂でバフバフ飲み食いしたのがよかったのかな。
袴腰岳11時20分着。
景色がないので少しの休憩後に一服峠へ向かいます。
袴腰岳~一服峠間は富士山が木々の間から見えるので好い写真を撮りたいけど、これがなかなか難しい。
さて一服峠からはいよいよアシタカツツジのメイン・ロード。
まずはイワカガミが迎えてくれます。
こんなにイワカガミが沢山あるのは初めて(もっとも4回目でだけど)
さてツツジの方はというと…
ミツバツツジは終わってるのかなんだかわからないけどちっとも咲いてない。
そしてアシタカツツジも勢いがない。
もちろん咲いていればそれはやはり嬉しい。
そしてやっぱり可憐だし気品がある。
熟成のワインのようだ。
でもこれまでの「わーい、わーい」っていう感じがない。
今年はツツジ系の裏年なんだろうか。
4月に雪が立て続けに降ったのもツツジにしてみりゃ「え、おい、なんだなんだ、どうしたんだ」てな感じでいつものように咲けなかったのかもしれない。
昨年はミツバツツジ(正しくトウゴクミツバツツジというべきなのでしょうか)に覆われていた山頂も寂しい限り。
でもみなさん話が弾んでいるようです。
何しろ途中の崩壊地に荷物を置いて空荷で山頂を目指したらその楽なこと楽なこと、物事で何かが負担になるときに「荷物になる」という表現を実感。
そして口も軽くなりますね。
今日歩いてきた尾根を望む。
つるべ落としの滝へと下って行きます。
山頂下の崩壊地を出発してから1時間25分でつるべ落としの滝。
真夏のような暑さで、その気温にまだ適応していない身体でけっこうバテバテだったけど、この滝の涼しさはよかった。
なんか滝は気分が盛り上がる。
だから修行の場にもなったのだろう。
滝からさらに歩いてやっと林道。
そして16時25分水神社到着。
いやいやみなさんお疲れさまでした。
昨年のような見渡す限りが「ツツジの世界」というわけには行かなかったけど充分にアシタカツツジを楽しむことが出来ました。
でもこの山の主のようなNOBUさんとしてはこんなに花が少ないなんてって落胆傷心みたいでしたけど、花は気まぐれだから仕方ないですよね。
その気まぐれ故に「来年こそは」という気持ちになってまた来ることになるのでしょう。
もちろん来年もアシタカツツジを訪問すしますよ~
毛無山・十二ヶ岳 2019. 5. 18
この季節の低山がけっこう好きだ。
新緑とヤマツツジと薫風と、気温は高過ぎず湿度も低くって爽やかだ。
だから北高尾の尾根なんか歩いたら楽しいだろうなって想像した。
でも気になっていることがあった。
それは御坂山塊だ。
現在御坂峠から鍵掛峠までの尾根を歩いていて、そのうちこれは行けるだろうとおもっていた。
問題なのはポツンと空いてしまった十二ヶ岳と金山の間だ。
別にほっといても好いのだが地図を見たときにどうも気になってしまう。
この方面は今の時期コイワザクラも咲いているので行くのなら今なのだった。
高尾にするか御坂にするか迷ったがコイワザクラと未踏のルートを歩く方が勝って毛無山~十二ヶ岳~金山~十二ヶ岳を行くことにした。
薫風の岩尾根を歩くってのも楽しみだった。
朝、静岡県の小山町か三国峠を通って山中湖に出たが素晴らしい富士の姿を見ることが出来た。
これまで幾度となく富士山を見てきたがその中でも秀逸な富士山だった。
さてまずは毛無山~十二ヶ岳。
前回は西浜小学校の駐車場が毛無山への起点と富士河口湖町のHPで紹介されていたのでそれに従ったが、今回はNOBUさんから得た情報で旧公民館駐車場まで行く。
ちゃんと登山者用となっているところが嬉しい。
出発時の6時は3台の車が駐車してあるだけだった。
駐車場からは文化洞トンネルを通って以前の登山口から登るように勧める看板が立っていたがNOBUさん情報に従って一度十二ヶ岳方面に歩いてスイッチバックするようにして毛無山に向かう。
この道、前に来た時に西浜小学校まで自動車道路を歩くのはかったるいなあ、この細道を行けばトンネルくぐらなくっても戻れるんじゃないかと推察した道だった。
登り始めは好い天気。
今日はこの調子で頼むぜとおもう。
駐車場から1時間ほど登ったところで毛無山の山頂が見えて来る。
けれどもどうもこの辺りから空が怪しくなってきた。
毛無山方面は青空なのに見る見るうちに富士山が黒い雲に隠れ始めた。
山頂からは河口湖が望めたが遠くの黒い雲はなんだろうか。
いやいやあちこちから黒い雲が湧きだして毛無山山頂でもぽっつらぽっつらと雨滴が落ちてきた。
十二ヶ岳も雲に巻かれ始める。
こいつはいかん、雨滴がこれで終わりになるのか全然わからないけれど、とにかく雨が降ったとしたらそれがざあざあ降りになる前に十二ヶ岳まで行ってしまおうと考えた。
だって雨の岩場はどう考えても嫌だから。
それで急いだ。
スタコラ歩いて八ヶ岳(笑)
この辺りから雨音が聞こえるようになる
しかしこの辺の岩場からコイワザクラが姿を現した。
ああこれが晴れてりゃあゆっくりと鑑賞するのに。
プランでは薫風の尾根でコイワザクラに出会うはずだったんだ。
一旦下って登って十一ヶ岳。
これまで次々出て来た「ヶ岳」だがここから十二ヶ岳まではチョッと距離がある。
途中には吊り橋だの鎖だのがある。
ただ今日は朝が早いので渋滞はなかった。
そして一回下る道にも多くのコイワザクラがお出迎え。
そして吊り橋。
山の吊り橋としては例を見ない金属製で「吊り橋大嫌い」の自分でも安心感があるのだが雨に濡れると滑る滑る(^_^;)
次に鎖場。
「振り向いたらコワーッ」というところではないけれどまあ慎重に登る。
この日この時間、このルートには自分とそれから後から来るカップルがいたのだがその声が「対岸」の十一ヶ岳方面から聞こえるのだった。
さて十二ヶ岳の頂上である。
本来どどーんの富士山もない。
雨は音を立てて降っている。
こんな中を金山まで行くかってなるとそりゃあ答えは「否」だった。
それで10分の休憩(オムスビを食べる)後出発。
下りも滑り易くロープが張られている場所なんかがあった。
本来なら太陽の光に輝いているはずの新緑。
タチツボスミレ
ヒトリシズカ
文化洞トンネルへの分岐。
この標識は登ってくる人のためにあるので下って行くと見過ごす恐れあり。
トラバース気味の道を行くとこんな標識が。
矢印の方向へ進む。
この通学路は別に今のものじゃない。
富士河口湖のHPによれば昭和36年頃まで根場の子供が西湖小学校に通うための道だったとある。
今は山道でこんなところを小学生が学校へ行くために通ったのかと驚愕するかもしれなけれど、昔の日本の山間ではこんなことは珍しくなかったんだろう。
だから山の道が守れていたのではないだろうか。
「通学路」からはすぐに民家の道に出た。
そしてすぐに駐車場着。
満車だった。
今日は薫風の尾根を歩いて未踏の金山まで行こうと思ってたのに、ああ、これじゃあ北高尾に行った方が好かったかな。
でもこんな予期しなかった天候の中での山も後から振り返れば好い思い出。
今回も楽しいひとときを過ごさせてくれた山に感謝です。
6時出発、10時35分着でした。