週末関東地方の天気予報は思わしくなかった。
土曜日は雨降りで日曜日も曇りで降水確率50%なんてところも。
ところが日曜日の茅野市・北杜市など八ヶ岳周辺地域の予報は朝から晩まで晴マーク。
八ヶ岳の軽く登れる山をということで編笠岳を考えていた自分としては好都合。
しかも土曜日の冷たい雨は長野県の山々は雪。
テレビに映された降雪の映像のテロップには「北八ヶ岳」とあった。
こんなときに編笠岳に登れば素晴らしい景色に出会えるだろう。
がしかしまだ天気予報に懐疑的だった。
雪の1日の翌日に朝っぱらから晴れるのだろうかと。
半信半疑で未明に家を出たが山中湖付近では雨だった。
う~む、やはり朝から晴れは無理なのだろうか。
「転進」が頭をよぎったが富士吉田では夜空にオリオン座が大きく輝いていて。
それでもう疑いもなく小淵沢へ「Go」だった。

小海線の踏切から望む権現岳。
べったりと雪が付いているのがわかる。
1
観音平からの編笠岳。
2
八ヶ岳主峰群ほどでもないが山頂付近に積雪。
この時点では「うっすら」という認識だった。

6時30分に観音平発。
この「熊出没注意」は昔は北海道の専売だった。
でも今はどこの山へ行ってもこの「注意」を見る。
3
森は期待通り紅葉のオンパレードだった。
4
7時20分雲海展望台着。
この名前が裏切られることが多いが今日は面目躍如の富士山。
5
さらに紅葉の登山道。
6
8時2分に押出川を過ぎると大きな石が目立つ道に。
7
お馴染みの南アルプス展望地。
8
この辺から登山道には雪が目立つようになり。
梯を越えるとさらに積雪の道になった。
9
頂上が近づいてくると「うっすら」程度ではなくこりゃもう雪山登山だ。
10
白の世界から青空を目指しているようで好きな景色。
11
登り切ると八ヶ岳主峰群がど~ん。
12
この景色の前には山頂標なんどうでもよくなる。
でも一応山頂着9時20分、駐車場から2時間50分。
12-1
この後はただただ景色を眺めるばかり。
赤岳と阿弥陀岳。
13
権現岳。
この雪を見てこの先を中止する人も多いようであった。
でも今日は編笠岳で大満足だろう。
14
赤岳。
いつもよりなおいっそう空に向かって屹立しているように見える。
15
天狗岳がひときわ白い。
16
今年やっと全景が見えた北アルプスの槍穂。
17
中央アルプス。
18
そして南アルプス。
19
雲海展望台に続いてもう1度の富士山。
20
山頂からの動画。
八ヶ岳から御嶽山。
富士山から中央アルプス。
石の上に積もった雪で足場が悪く撮影を焦ったのでパンが速い。

至福のひとときを過ごした30分間。
9時50分に山頂発。
もっと長く滞在したかったが雪の上での休憩対策をしていなかった。
それに刻刻と変化する景色を楽しんでいたらきりがない。
大満足で来た道を戻る。
再び紅葉の道を下って12時10分に駐車場着。

「なんとなく」で思いついた編笠岳登山。
いつも好い景色を提供してくれて今回はまた金印の景色。
これまでは権現岳・西岳とのカップリングでしか山頂に立っていなかった。
なんか癖になりそうなこの日の編笠岳だった。

ちなみにこの山は編笠岳・編笠山の呼び方があります。
岳か山かだけど自分はいろんな理由から岳としました。