ここ数年、毎年のように八ヶ岳の権現岳に登っている。
最も多いのが観音平から編笠岳を経て権現岳に至るコースだ。
そして今年もこのコースで登った。
といっても今回は自分の企画ではない。
Tanmaさん、おっくんさんらの企画に便乗させてもらったのだった。

急斜面を登り、しかも8時間も歩くのはほぼ1年ぶりだ。
足を怪我をしたのが昨年の8月31日。
その前に登ったのが天女山から三ツ頭を経ての権現岳だった。
だからこの編笠・権現岳・三ツ頭縦走はそれこそ完全復活の証となるのだ。

今回の山行はTanmaさん、おっくんさん、でこちゃんさん、レンレンさんといっしょ。
コロナと梅雨のせいか観音平駐車場はガラガラ。
こんなことは経験したことがない。
(といっても人気の観音平でのレベルという意味です)

5時30分に出発。
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出発の記録として撮影をとおもってカメラを構えた。
と、と、と、ところが電池が0。
おかしいではないか、出る前に充電したはずだ。
でももう使えないのでこの山行はIphoneで撮影。
しかしそれではスマホの電池が心配。
なのでこの記録は特に青年小屋以降はTanmaさん、おっくんさんの写真を使いました。

歩き始め。
すでに遅れていて意識しなくとも充分な「社会的距離」の確保。
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雲海着6時25分、すでにヨレてます。
2-2
押出川分岐への道。
この原生林が何とも言えない。
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シャクナゲがあちこちに咲いていた。
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押出川から編笠岳への急登が始まる。
どんどん遅れて行く。
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ガスの多い今日の天気だが雲の流れの加減で一気に富士山が見える。
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この梯子まで来ると最後の胸突き八丁だと感じる。
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編笠岳山頂着8時56分。
好い写真を撮ってもらおうと思ったのに強い風に飛ばされそうな姿になってしまった。
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強風を避けての出発で青年小屋への下り。
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青年小屋の赤ちょうちんが新しくなっていた。
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小屋の脇から鳳凰三山。
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青年小屋から狼煙場までが苦しいがその後のギボシ付近も苦しい。
1年ぶりの長い急騰がきつくって顔が険しい。
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脚(膝)を怪我してから初めての岩場。
脚の屈伸がまだ充分でないのでこういった岩場がキツイ。
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しっかりと鎖を頼って登ってしまう。
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権現小屋と権現岳山頂。
ここまで来ると山頂も同然。
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頂上より少し下にある山梨県の山頂標。
11時50分。駐車場から6時間20分(休憩時間を含む)
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で、以前はあったほんとの山頂の山頂標はなくなってしまったとか。
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権現岳付近で大休止の後三ツ頭へ。
この尾根が好きなんだよな。
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三ツ頭山頂13時15分。
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さてここからが長い下り。
でも尾根伝いの雲が取れてきて振り返れば権現岳の姿。
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そして編笠岳。
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権現岳は何回来てもガスが湧いてきて景色に恵まれていない。
この尾根から権現岳と編笠岳が見えるのは初めてかもしれない。

何故ここがヘリポートなのかよくわからないけど景色は好きだ。
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ここから先は自分としては腹が立つような単調な下り。
でも脚はこれだけ歩くとさすがに違和感が始まった。
それなのに腹痛が起こってゆっくりも厳しい。
そんな複雑な状態で皆さんより一足早く16時15分に駐車場着。

お腹に脚にまあいろいろと正常ではないけれどでも楽しかった。
そしてこれだけ歩けて満足だった。
さらにこの季節の権現岳はコマクサを始め「花の山」でした。
以下Tanmaさん撮影の花です(もろー選)。
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久しぶりなのか歳のせいなのかきつい山行だった。
でも来年また絶対に行くと思ったのでした。
いや、今年もう一回行っても好いとさえ、でした。