6月に入り丹沢周辺の駐車場も封鎖解除になった。
とはいえ脚が完治したわけではないから塔ノ岳まだという気がする。
大体塔ノ岳なんて人が多過ぎて密なる公園と変わらないと思う。
それで足の調子を見るのとトレーニングとで2ヶ月ぶりに鍋割山に行くことにした。
ここも人気の山だが朝早く行って小丸尾根を下山すればあまり人に会わないだろう。

本来なら脚の怪我もなくCovid-19の自粛もなければ甲武信岳へ行ってるところだった。
でも近所とはいえ山を歩けるのは嬉しい。

表丹沢県民の森駐車場に着いたのは5時35分だった。
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ところがもうほとんど埋まっていて前の車が正規のスペースに入ってしまった。
他県ナンバーの車だった。
それで駐車場の「路側帯」のようなところに駐車する。
次にすぐに車が入ってきた。
やはり他県ナンバーの車だった。
う~む。

あくまでも自粛なので別に他県に行っても問題ないのだ。
だから自分も行っちゃってもいいのだけれど何しろ持っている男だ。
そういう時に限ってアクシデントに見舞われて顰蹙を買うような気がする。

表丹沢県民の森駐車場を5時50分に出発。
林道をひた歩く。
すっかり濃い緑に覆われて鬱蒼という言葉を思い出す。
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本沢。
夏モードだ。
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ミズヒの沢。
林道の終点、山道へ。
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後沢乗越7時10分着。
ここも濃い緑に覆われていた。
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それにしても暑い。
まだ7時だというのにじっとりとする。
風の通り道なのだがそよとも吹いていない。

ここからは本格的な登り。
つらい。
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先週の丸岳・金時山は脚も順調に回復しているなと思った。
でも今日は2ヶ月前と変わらずだ。
身体がまだ暑さに慣れていないせいもあるのだろう。
真夏に登った時よりも暑く身体が重い。
綺麗なツツジに励まされる。
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駐車場を出てから2時間20分。
ここまで鹿の気配はいろいろあったが人の気配はなかった。
だからマスクの必要性はなかった。
しかし段々後の人に追いつかれるようになった。
それでマスクを用意して人が近づいてきたところ着用。
でもみなさんはマスクは誰もしていなかった。
といっても山頂まで6人に出会っただけだった。

表丹沢(秦野市か)のあちらこちらに立てられている緊急連絡場所表示。
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この表地盤の設置の仕方には法則性がない。
また数字にも場所を知らせるだけで合目表示の意味はない。
だからこの数字を見て喜んでいるとがっかりするかもしれない。
とはいえこの飛び石状の丸太道になると頂上直下だ。
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小丸を望見する。
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そして前方にソーラパネルが見えて来ると山頂だ。
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山頂着8時25分。
駐車場から2時間35分かかった(途中5分休憩)。
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山頂はまだ自分も含めて6人ほどだった。
山小屋は現在は宿泊は受けおらず営業も10時から午後の早い時間までのようだ。
しかし林道終点に車が置いてあったから誰かはいるのだろう。
周囲の山は雲に隠れ景色はない。
海方面も薄いガスで煙っている。
展望がないので休むつもりはなかったけれど空腹のために15分休憩8時40分発。
小丸へ向かう尾根を歩くのはいつ以来だろう。
最後に来たのは昨年の冬だろうか。

小丸への登り。
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振り返ると鍋割山。
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秋には紅葉の向こうに白い富士山がある好い景色のところ。
今日はガスで景色はない。

小丸山頂付近のベンチ。
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ここは人がいなくてでも景色が好くって休むのによい。
今日もここで休むつもりだったけど鍋割山頂で休んだのでスルー。
尾根に出てトレランの人と何人かすれ違うようになった。
登山者は気配があってマスクする余裕があるけれどトレランは突然出現する。
マスクが間に合わない。
気持ち好い尾根だが今日はガスがかかっている。
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9時20分小丸。
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9時30分二俣分岐。
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小丸尾根を下る。
入り口には「遭難注意」の立札。
この道で遭難者が出るのが不思議だ。
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しかしそういった呼びかけのために小丸尾根を歩く人は少ない。
それで帰りにこの道を選んだし鍋割山を往復した2ヶ月前より少しステップを進めたかった。
しかし5組ほどにすれ違ったのには意外だった。
ここでもツツジに励まされる
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途中でまた腹が減って15分ほど休憩。
分岐から1時間20分で伐採の作業道跡に出た。
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ここら辺は作業道が出来る前は紅葉の綺麗な気持ち好い尾根だった。
作業道の痕でも人もあるかないところは自然に戻りつつあった。
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ひたすら下って11時5分二俣分岐。
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駐車場には11時半に着いた。
2ヶ月前に来たときには路駐の車列が延々と続いていたものだ。
今回もそんな感じかなとおもっていたけれどこれがほとんどなかった。
ほんの2~3台に過ぎなかった。
天気予報があまりよくなかったせいからか。
やはりまだ自粛、特に「越境」が効いているのだろうか。

さて脚の方はやはり下りではダメージがある。
まだ万全ではないからやはりゆっくりと休憩は大事だと思う。
来週はいよいよ塔ノ岳での試験登山か。
でも梅雨入りしそうなのだった。