山仲間のひらさんからのお誘いで静岡県小山町の不老山へ。
 
目的は富士箱根地域にしかないというサンショウバラの花。
 

 当初は山梨県の三国峠を出発して三国山から神奈川県を通り、それから静岡県の明神峠を経て不老山へという目論見でした。
 ところが実行日の6月5日の2日前、6月3日の朝、車に乗ろうとしてかがんだら腰がガクガクっとなって腰痛発生。
 う~ん、これは困った、この腰の状態で三国峠から不老山は難しいかもしれない。
 できることなら一番楽な不老橋ゲート前に車を停めて林道歩きでサンショウバラの丘まで行きたい。
 でもしかしそれじゃあひらさんに申し訳ないよなあ、と考えていたらひらさんから連絡。
 次の日に用事ができたので最短コースに変更できればというお話。
 いやいやそれはこちらとしては願ったり叶ったり。

 それで金時公園(神社じゃないよ)に集合して1台をデポ、もう1台で不老橋へ行ってそこがスタートとなりました。
 7時33分出発。

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 林道歩き。
 最初は木々の茂った道なのでやや暗い。
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 世附峠が近くなると日当たりが良くなります。
 しかしポールにすがって林道を歩く自分が情けない。
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 出発から1時間、世附峠着。
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 ここにもサンショウバラがあるのですが花が枯れていました。
 あれれ、です。
 10日前はまだ蕾が少しあっただけだったので今日あたりが丁度いいかとおもっていたけど、このところの夏の暑さで一気に咲いてしまったのだろうか。

 チョッとがっかりしてサンショウバラの丘に向かいます。
 しかし行く手に花の気配がない。
 けっこう焦る。
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 本来なら(咲いているときならば)サンショウバラの花と富士山との調和が見られるはずなのにこの通り。 
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 遠くから来たひらさんを思うとさらにとても焦る。
 名残のサンショウバラが咲いているもののがくばかりが残っている。
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 肩を落としつつサンショウバラの丘を後にして不老山に向かいます。
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 1度先ほどの世附峠へ。9時2分。
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 そして不老山への登り。 
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 でも30分ほどで山頂への分岐。
 ここから山頂まで200mほどは平らな道だ。
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 そしてサンショウバラが咲いている。
 が、とっても高い位置で咲いているので撮影ができない。
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 山頂のサンショウバラは咲いていました。
 9時36分着。
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 ああよかった何とか咲いていてくれた。
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 ひとしきり撮影の後少しの休憩で出発10時。
 腰痛のベルトを締めているのでそのせいで、胃が圧迫されていて何かを食べる気が全然しなくって何だか寂しい。

 金時公園方面への山道にもサンショウバラが咲いていたので撮影などして下山。
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 どんどん下って行くとやがて林道に出る。
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 この山はもう林道だらけだ。
 だから山の雰囲気を感じるには明神峠から来るのが好いのだろう。

 山頂から1時間半、金時公園(駐車場が見えている)着。
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 遠くから来たひらさんへ少しは面目が立ったのと、腰の状態が最後まで何とかなったのとで安心安心ここにデポしてあった車で不老橋に戻って解散。

 ひらさんが出発してからしばらくして自分も出発。
 と、車の前を黒い大きな動物が走って行く。
 熊?
 念のために開けていたウインドウを閉める。
 そして動物を確認しようとおもったら藪の中へ消えてしまった。
 イノシシともシカとも違う、しかし熊かなあ、野犬かもしれない。
 で湯船の集落の人に何か目撃情報がなかったか訊こうとおもったのに、集落はひっそり静まり返ってだ~れもいなかった。
 新東名工事の人は知らんだろうなあ。

 で帰宅してネットで調べたら静岡県だったかのHPに湯船地区での熊の目撃情報というのを見つけた。
 でもそれは2年前のものだった。
 山と花の終わりに大型動物とはまあ面白い組み合わせでした。