テイザニストもろーの山歩き

山歩き歴50年、今は低山を中心に歩いています。

2020年03月

先週のミツバ岳山頂付近は雪が付いていてミツマタも雪を冠っていた。
雪のミツマタもいいけれど2度目だからなあ。
少しがっかりしていたら3連休の真ん中にtanmaさんたちが行くという。
ただしミツバ岳往復ではなくって権現山・浅瀬の縦走だそうな。
本来ならこのコースを先週も行きたかったけれど脚に自信がなかった。
(雪だから余計だ)
けれどもミツバ岳の急斜面を登って下りてきたことで自信が付いた。
権現山からの激下りが少し不安だけれどゆっくりなら行けるのではないか。
それに皆さん写真撮影のためにけっこう立ち止まるから休みも取れるだろう。

参加者ははるばる長野からのひらさんとレンレンさん。
埼玉県からおっくんさん・デコちゃんさん。
そして東京都からtanmaさん。

滝壺の駐車場は7時30分に出発。
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そうは広くない滝壺の駐車場。
スペースを確保するためにtanmaさん、ひらさんは前泊。
自分も5時半の着いて仮眠したのだった。
もちろん7時30分の段階で満車。

滝壺の入り口からはいきなりの急登。
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さらに急登。
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でも20分も登るとミツマタ出現。
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皆さんの足が止まるのでこちらも休める。
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この自然林にでれば山頂ももうすぐ。
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そして山頂。
おお、なんて好い天気なんだろう。
富士山とミツマタ。
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先週と打って変わってなので嬉しい。
先週は丹沢湖方面は全く見えなかった。
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ミツマタの花はやはり青空に映える。
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ポンポンが嬉しい。
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40分近く山頂ですごして9時45分に出発。
権現山へ。
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権現山への途中にもあちこちにミツマタ咲いています。
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自分の「感じ」ではミツバ岳山頂のミツマタが少なくなっているような気がする。
その代わりにその他の場所でミツマタが増えているのではないだろうか。
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権現山の登りは昨年はきつかった。
でも今年はゆっくり登ったせいかそれほどでもなかった。
もちろんゆっくりなので皆さんからはえらく遅れた。
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権現山山頂。
11時着。
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少し下のベンチでゆっくり45分かけてのランチ。
11時45分出発。
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さて自分の心配していた激下りはここからだ。
がゆっくりゆっくりなんとか下る。
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さらに岩っぽいところも。
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昨年まではこんなところは駆け下りてしまったものだ。
でも今年は脚問題がある。
それで用意しておいた細引きのお世話になった。

整備の行き届いた丹沢だけれどここにはロープも張ってない。
多分このコースに人が出てくるのはミツマタの季節だけと判断しているからだろう。
その代わり「初心者は通ってはいけない」という立て札があるのだった。

さて権現山の下りにも次々とミツマタが出てくる。
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さらにリンドウも沢山咲いていてみなさん足が止まる。
それでこちらはゆっくりできる。
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がんがん下るとやがて丹沢湖が見えてきた。
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そして権現山山頂から1時間半ほどで浅瀬着。
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ここから自動車道を歩いて滝壺の駐車場に戻る。
でもこの道路は車が通るわけでもなく湖面を眺めながらのウォーキング。
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そして14時30分に駐車場着。
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今日はホントに素晴らしい日でした。
なにしろ権現山からかなり下っても富士山が見えていた。
そのぐらい天気が好くってだからミツマタが映えた。
そして素晴らしい仲間と歩けたのが嬉しかった。
さらに不安だったこのコースを歩いて山歩き復活の手応えを感じた。
なにからなにまで素敵過ぎる1日でした。

3月14日の土曜日、都内でも雪が降った。
こりゃあ関東西部の山も雪だんべえとおもった。
翌3月15日の日曜日、西丹沢ヴィジター・センターへのWebにアクセスしてみた。
やはり丹沢山系の雪についての情報がアップされていた。
鍋割山山頂では20cmの積雪だそうだ。
そして西丹沢では標高700m以上で積雪だとわかった。

鍋割山の積雪20cmが魅力的だった。
でも今の脚の状態で2時間半の登りは少し不安だった。
それに登山口までの道路の積雪も心配だった。

西丹沢は700m以上が積雪なら道路はほぼ問題なさそうだ。
それで標高800mを少し超えるミツバ岳に行くことにした。
ミツマタの花を見なくっちゃ、だ。
ただ山頂付近は雪であろうことを想像するのは容易だった。
以前もミツマタの花が雪に包まれているときに行ったことがある。
まあそれはそれで可愛かったが2回も見なくてもだ。
でも積雪が大したことなくってすでに雪が融けていることだってある。
それで自分なりにゆっくりと現地に向かう。
ところが8時20分に登山口の駐車場である滝壺橋はもう満車だった。
それで戻って寺沢橋の駐車場へ行ってみたがここも満車だった。
それならばと滝壺橋の先の上の山の駐車場に行ってみた。
こちらは自分も含めてまだ3台だった。
でここを8時40分に出発。
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滝壺の登山口まで徒歩10分程度だがすぐにミツマタの花を発見。
女性の方々の歓声が上がっていた。
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不老山方面の尾根。
雪が付いている。
あれが標高700mなのだろうか。
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滝壺橋の登山口。
8時50分。
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いきなりの急登。
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ところでこの日のこの時の自分の周りの登山者は10人。
そのうち8人が女性だった。
後ろから女性の話声が聞こえてくる。
脚の悪い現在の自分だが女性に抜かれるのはなあとおもう。
(この考え方がすでに性差別なんだろうけど)
それでわっせわっせ登りだす。
がしかしここで冷静に考えた。
今の自分に「ゆっくり」が大切だ、と。

20分ほど登るとミツマタのの花が出現。
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と下の方から女性陣の「かわいい~っ」という声。
それっきり登って来なかったのでミツマタの花に脚を止めていたのだろう。
自分だって初めて来たときはもう群生地に来たんだとおもったものだった。
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人工林から自然林への道に出たらわずかながら積雪。
しかもガスが出て来て霰も降ってきた。
雲の動き予想で想定はしていたけれど少し時間が早いかも知れない。
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そして山頂。
9時55分着。
ミツマタは見事に雪を冠っていた。
この方向に富士山があるのだ。
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いくらなんでも雪が多過ぎなんじゃないかい。
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それでも可愛いミツマタ。
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こんな状態でも20分近く山頂にいた自分にびっくり。
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さて下山。
脚が万全ではない自分があの急登を下るのかと少し不安だった。
でも案ずることもなく無事に下山。
11時15分に駐車場に戻る。
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今日はおおむねコースタイム通りに歩いた。
これならいよいよ縦走にも復帰できそうだ。

先週試みに足柄峠からのコースで金時山に登ったところ
けっこう大丈夫だったので気をよくして今週は丹沢の大山に登ってみた。
ただしケーブルカーの乗り場からでなくってヤビツ峠からだ。
それでも標高差は金時山の365mに対し487m、
コースタイムも1時間に対して1時間10分だ(現地の案内板による)。
登山道も金時山足柄峠コースより山道の雰囲気がある。

7時35分にヤビツ峠駐車場発。
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先週はまずは林道を20分ほど歩いたが今日はいきなり登山道だ。
この土留の道が帰りは厄介になるかもしれない。
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こんな道も登りはなんということはない。
しかし下りは・・・
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ところでヤビツ峠まで来る途中秦野市内ではオオシマサクラが咲いていた。
この桜が咲くとソメイヨシノももうすぐの感がある。
だからもう全く春だなあって気でいたのだが山はやっぱり寒かった。
霜柱をあちらこちらで見た。
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出発してから45分、大山の山頂付近が見えてきた。
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でもまだこんなところかとおもう。
しかし今の自分にとっては「ゆっくり」が重要だ。
早く行こうという気を抑えてとにかくのんびり歩く。
こうしたところも急ぎたくなるが一歩一歩ゆっくり進む。
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ヤビツ峠からのイタツミ尾根コースと表参道が合流する地点。
ここからの道が石段ぽくってこれも下りが不安だ。
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山頂には9時10分着。
コースタイム1時間10分のところを15分のオーバーだ。
山頂は雲に覆われていて景色はない。
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奥の院。
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ここ数年は初日の出を拝みに元旦には山頂に立っていた大山。
でも今年は脚の怪我のためにケーブルカーで下社まで行っただけだった。
だからここに関しては「初詣」だ。

ところで今の自分には「ゆっくり」ともうひとつ「休む」が重要だ。
それでベンチに座って休んでいたら一面の雲が少しずつ取れて景色が見えてきた。
ただし関東平野はこれがせいいっぱいだった。
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江ノ島はもう少し見えていた時間があったがそのときは撮影しなかった。
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富士山は雲の中。
丹沢の主脈だけが雲に巻かれて見えていた。
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そうしてあちこち写真を撮っていたら見晴らしへ続く尾根が白っぽいのに気が付いた。
それで山頂付近の枯れ枝を観たらやはり白い。
霧氷だった。
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ただもう融けだしていた。
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しかも写真にしたら今ひとつだった。
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こんなことをしていたので山頂には食事もしないのに40分滞在。
9時50分に下山開始。

山頂直下の石段は慎重に下りて難なく通過。
さらに鎖のある岩気味の道に出た。
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登ってくるときはなんでもなかった。
でも下りとなるとどうだろうか。
脚の怪我がなければスタコラ下るところだ。

そもそもこの道に鎖なんかなかった。
それがあるときから鎖が付くようになった。
こんな場所に鎖なんて笑っちゃうよね、だった。
バッカじゃないのとまでおもった。
でも今の自分にとってはなんとありがたいことだろう。
しかし以前馬鹿にした手前鎖の世話にはなりたくない。
それで岩に手掛かりを求めてそろりそろりと下りる。
がしかし最後に鎖を支える鉄柱を掴んでしまった。
残念無念だ。

ヤビツ峠からのコースは下ってきてまた登るところも2,3か所ある。
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ゆっくりと下ってきてもやはり脚には負担がかかる。
そこへ登りだとどうだろうと思って少し心配。
がこれがやっぱり登りの方が全然楽で下って来た時の負担が全くない。
まあずっと登りだと脚の怪我には良いが筋肉に負担だけどね。

そして長い土留の道。
こういった道は石がちより慎重になる。
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最後にまた土留。
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駐車場着11時13分。
休み休みだからコースタイムより23分オーバー。
でも脚への負担は先週よりもさらに少ない。
これならミツバ岳から権現山まで行けそうだ。
そして大倉尾根から塔ノ岳を往復出来れば完全復活だ。
でもそれはもう少し我慢しよう。

花の山旅の季節がやってきた。
大ドッケの福寿草は無理としてもミツバ岳のミツマタは行きたい。
膝はだいぶ回復してきたがまだ本格的な山歩きは難しい。
でも金時山へゆけるぐらいならミツバ岳も難しくないだろう。
というわけで足柄峠から金時山という軽いコースを歩いてみた。

ただ雲が出始めたのでまずは足柄峠にある足柄城址に立ち寄った。
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ここからも富士山がど~んだからだ。
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やや雲が出てたもののかろうじて全体が見えた。
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愛鷹山も姿が好い。
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これから登る金時山。
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時間は9時45分。
もっと早く来れば富士山に雲ひとつない景色だったろう。
ただ来るときにドラッグ・ストアの前に行列が出来ているのを発見。
マスクか?
とおもって戻ってドラッグ・ストアに寄ったので出遅れた。
でマスクを入手できたかというと
行列はマスクと関係なかったようだ。
小耳に挟んだところによるととにかく開店前に並んじゃうんだそうだ。
マスクがあればラッキー、なければまあ他のものでもぐらいらしい。
我が家は花粉症に備えてのマスクのストックがある。
でも万一のことを考えると多くあって不便はない。

ところでSARSのときにスイスのバーゼル行っていた。
世界最大の時計宝飾展の視察だった。
どうも日本ではSARSが大きく報道されていたようで
同行の人は奥さんから電話が入ってマスクをしろと言われたのだった。
ところがヨーロッパじゃマスクっていったら
仮面舞踏会で付けるようなやつのことだ。
だから医師が付けるようないわゆるマスクは入手できなかった。
しかし今回の新コロナではヨーロッパの人々がマスクをしている映像を見た。
かなり深刻な状態であることがわかるのだ。

それはともかく足柄峠の林道ゲート前駐車場を10時5分に出発。
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最初は林道歩き。
春ならスミレの花だらけなのだけれどまだ冬枯れの景色。
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金時山がどどーんと壁を作っている。
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ここ最近の丸岳とか天覧山は山を登るというより坂道を歩くだった。
でも今回は1時間とはいえ「登る」感じがある。
林道から山道へ。
少し雪がある。
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いつ降ったのだろうか。
とさらに登ったら多いに雪が出て来た。
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これは予想外だった。
昨日降ったのだという会話が聞こえたが昨日は晴れていた。
でも確かに山には雲がかかっていた。
それがこの雪なのか。
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普段ならこんな雪ぐらいなんてことなくって
まあ笑っちゃうようなものだけど今は膝の状態問題がある。
登りはいいが下りは滑り止めが欲しい。
でも雪なんて全く頭になかったから一切そんなものは持っていない。
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先を行くご夫婦も下りを心配していた。
しかも奥さんは自分僕とと同じように膝が悪いのだという。

しかしまあなんとかなるべえと山頂着、11時18分
普通なら1時間かからないときもあるのに1時間13分かかった。
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富士山は雲の中だった。
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大涌谷にも雪が見えた。
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箱根外輪山と愛鷹山。
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そして箱根内輪の俯瞰。
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山頂には15分の滞在で11時30分発。
下りを開始したら上から目線で雪が目立つ。
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膝は登りは何でもないのに下りでダメージがある。
しかも雪ということでことさら慎重に下る。

檜洞丸、犬越路、大室山を遠望。
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少し下れば雪なんかなくなるべえとおもってたけどまだ続いた。
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でもこの雪のお陰で慎重になった結果
下りでも膝へのダメージが少なかったようだ。
林道の手前で雪がなくなる。
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林道に出れば普通の道なのでほとんどダメージはない。
とはいえ下りも1時間以上かかって12時37分駐車場着。
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2時間半にも満たない山歩きだったけど
久しぶり(4ヶ月ぶり)に山に登ったなあという感じ。
そして下りも慎重を期せば大きなダメージがないことがわかった。
うん、これならミツバ岳に行けるぞ~っ!

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