テイザニストもろーの山歩き

山歩き歴50年、今は低山を中心に歩いています。

2019年12月

ここ何年か12月に秩父へドライブに行くのが恒例になっている。
今回は299号から離れて奥武蔵グリーンラインを通ることにした。
今年の2月にTanmaさんと関八州見晴台から丸山まで、
おもいかげずも深い雪の中を歩いたが今度は車で通るのだ。
丸山直下まで車で行ってあの展望台から素晴らしい景色を眺めたい。
山の雰囲気を少しでも味わいたい。
丸山山頂はきっと僕の気持ちに応えてくれるはず。

本来なら今頃は関八州見晴台から逆コースで東吾野方面に歩いていただろう。
それが足の怪我で出来なくなった今、せめて顔振峠から車でとおもった。
それで299号線の吾野の前のトンネルを抜けてすぐに右折して顔振峠方面へ。
と、あれれ、通行止めの看板が。
「奥武蔵2号線、権現堂線、刈場坂線は台風19号の被害のため(だったっけかな)に通行止めです」
となっていた。

でも僕にはどこがどこやらわからない。
刈場坂線というのが辛うじてわかる程度だ。
それで無視して顔振峠方面へ進んでみる。
紅葉がまだまだ綺麗だった。
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風影の集落を過ぎて顔振峠。
別に何でもないじゃないか。
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この峠では東京にいた頃はよくドライブに来ていて蕎麦も食べたものだった。
景色もよい。
さらに林道を進んで傘杉峠。
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関八州見晴台までもうすぐだ。
と、やややや、やはり通行止めの看板が出現。
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「通り抜け出来ません」というのがどこまでのことなのかわからない。
わからないからこの先に行ってもなあという気分。
それで来た道をシオシオを戻る。

物凄く損をした気持ちで299号線に戻ったら秩父御嶽神社のことを思い出した。
近年ここの紅葉が脚光を浴びていてテレビで中継されていたりする。
顔振峠へ行く道ではまだ紅葉が残っていた。
ということは秩父御嶽神社でもって期待してしまった。
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もちろん紅葉は終わっていた。
しかも参拝するには階段を昇らなくてはならないらしい。
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大滝村(旧)にある秩父御嶽神社が集落の中にある普通の神社だったから、
分社のこの神社もそんなもんだろうと高を括っていたがそうでもなかった。
随分と階段を昇らなければならなかった。
しまいにゃ378段だかの階段を昇るのだ。
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こりゃあ今の自分には止めといた方がいいだべえとおもった。
昇りは大丈夫なのだが下りでダメージが来る。
それで断念したけどこの辺りは紅葉の最盛期にきたらさぞやの片りんを残していた。
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299号線も戻ってそれでも正丸トンネルの手前で刈場坂峠方面に入ってみた。
しかし嘲笑うように「通行止め」の看板が立っていたので正丸トンネルに戻る。

しかし今日の自分のプランでは丸山山頂に立つ、だからこれでは諦められない。
丸山山頂方面へは横瀬村からも行けるのだ。
しかし芦ヶ久保駅から直接行く道はないものだろうか。
そう思って一旦芦ヶ久保の道の駅で休憩。

駅に停車している車両に見覚えがない。
あれが40000系だろうか。
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さてカーナビでルートお探したがやはり横瀬からを指示する。
それで横瀬から丸山鉱泉を通って林道を上って行った。
順調に高度を上げて行って丸山直下の県民の森ももうすぐだと思われたとき、
あれれれれ、また通行止めの看板だ。
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一体どうなっているんだ。
どこからどこまでが通行止めで行ける範囲はここだよって地図で示してほしいだよ。
まあそうすると行けるとこまでというのが出現して、
管理側としてはそれはそれで面倒なのだろうな。
また来た林道をシオシオと戻る。
下って行って寺坂の棚田に出たのでしばし休憩。
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武甲山が迫っていたけどこの先いくらでも見たので写真は省略。
次に定番の秩父神社へ。
来年も(は?)いい年でもありますように。
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本当は三峰神社まで行こうとおもっていたのだった。
でも2回の林道逆戻りでもう山道は勘弁という気持ちになっていてそれでそっちは断念。
では代わりにどこへって考えて「秩父ミューズパーク」へ行ってみた。
いろんな人がブログにアップするので1度行ってみたかったのだ。
カーナビに従って車を走らせると「目的地」はまだ先なのに公園内らしきところを通る。
と、展望台のようなところがあったので駐車場に入ってみた。
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「旅立ちの丘」という名前が付いていた。
立ってみるとそりゃあ景色が好い。
武甲山と横瀬二子山。
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そして通ってきた秩父橋。
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さらに先へと車で進んで行くとカーナビに案内された先は野外音楽堂だった。
しかも素晴らしい施設で音楽フェスがあれば絶対来たいとおもってしまった。
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ところでミューズパークのミューズというと自分はギリシャの女神を思い出す。
ギリシャといえば地中海であってなんで山の秩父にこの名前があるのかわからない。
でもギリシャに因んでいるのだろう、レストランも古代アテネ風だ。
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であるからメニューも地中海風なのかとおもいきや、
ラーメンだのカレーだのたぬきそばがあって素晴らしく日本的なのだった。

野外音楽堂の周囲を散歩したらまだこの先に施設があることを発見。
「パノラマの丘」なるものがあるらしい。

その方面に行って駐車場からやや歩いたらそこだった。
しかし木々に囲まれいて「これがパノラマかあ」だった。
でも両神山があって、
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双子山が見えたので充分だった。
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さらに展望台というのがあるのでそちらへ車で移動。
まずは駐車場から少し散歩。
これがよくブログで見かけるイチョウ並木なのかな。
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冬桜?も咲いていた。
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そして展望台。
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ここも秩父市と奥武蔵の山々の展望がよかった。
ただ旅たちの丘とそうは変わりはない。
なので武甲山の写真は割愛、代わりに横瀬二子山。
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この山は伊豆ヶ岳方面から見ると大雑把なふたつの峰だ。
でも秩父側から見ると立派なふたつ耳なんだ。

それから丸山方面。
本当ならあの山頂に立っていたのにさ。
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さてここまで来たらもうひとつ音楽寺に行ってやるぞって気になった。
このお寺を訪ねるのも35年ぶりとかではないか。
そして自分もなんだかんだで音楽関係の仕事をしているのだ。

当時はもちろんミューズパークなんてなかった。
小鹿野行きのバスで途中下車して石仏の建つ尾根を歩いた記憶がある。
今はミューズパークに隣接してるのだった。
ここでも階段が出現。
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しかしこの階段を昇るといきなりお堂が出現するのだ、
とおもいきや少し歩いてお堂だった。
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このお堂から秩父市内の景色もよかった気がするのだが、
長い年月で成長した木々が景色を遮っていた。
でもありがたくお参り。

そして仕上げが武甲正宗、柳田総本店。
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購入したのは武甲政宗純米酒。
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この購入のために年末に秩父に来るのだった。
もちろんしゃくしな漬けと秩父もちも道の駅で購入。

これで秩父を離れることになりました。
しかしなんですな。自分の足で歩てりゃ通行止めなんか関係なく行けたんだ。
歩くというのが最も自由なんだってことを感じたこの日でした。

紅葉を見に行きたかったが山歩きが出来ないとどこへ行っていいかわからない。
熱海の梅園だの横浜の三渓園だのが候補に上った。
でもサッカーを観に行ったり用事があったりしているうちに12月も8日になってしまった。
とネットの広告に「大雄山・最乗寺紅葉見頃」の見出しを発見。
「神奈川県紅葉名所」で検索した履歴があるのでそれでだろう。
でもいくら今年の紅葉が遅れてるっても今が見頃ってことはあるまい。
多分に懐疑的ながらも「騙された」とおもって行ってみるかって気になった。
そしてやっぱり見頃なんてとっくに過ぎていた。
でもわずかに残った紅葉で晩秋の景色を楽しみました。

最乗寺山門。
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これをくぐると長い階段。
2
登り切ったところで紅葉が見られた。
瑠璃門前
この先に明神ヶ岳への登山口。
何回か利用している登山口と登山道だが台風のために通行できないようだ。
登山口
瑠璃門への階段。
瑠璃門
ここまで上って境内に出る。
広場
最乗寺にはあちらこちらにお堂だの殿だのがあるが実は僕は何が何だかわからない。
全景図
このお寺は曹洞宗である。
曹洞宗といえば永平寺でありそして座禅を連想したりする。
永平寺などは福井県の観光地でもあるから僕も行ったことがある。
日本における曹洞宗の開祖は道元。
その道元が修行したと言われているのが中国の天童寺だ。
僕は天童寺も行ったことがある。
中国でも観光地なのだった。
そこでおもった、これは永平寺にそっくりじゃないかと。
そのことを後に知り合ったお坊さんに言ったら「当たり前だ」と笑われた。
永平寺は天童寺を模したものであり中国の天童寺が曹洞宗の総本山であるのだそうだ。
どおりで日本人訪問の記念碑などが立っているわけだ。
では最乗寺はどうかというとお寺としてはかなり大きな規模だ。
でもやはり天童寺や永平寺には及ばず、なのだった。

まずは本堂。
本堂
ここは靴を脱いで本堂の中へ入っちゃっていいのだ。

金名水堂。
水
清らかな水で「パワー・ウォーター」ともいうべきか。
そういえば最乗寺から登る明神ヶ岳コースには名水の場所があるのだった。

結界門。
なんの結界かわからないけれど天狗様が見張っている。
結界門
ここから御真堂へ上がって行く。
階段は77段だそうだ。
御真堂へ
なんてことないけど山歩きをしていない最近の自分にはやや息が切れる。
登り切るとお堂があってそれから大きな下駄が奉納されている。
奥武蔵子の権現の大わらじみあたいなご利益があるのだろうか。
下駄
奥の院の入り口。
奥の院
ここからはけっこうな登りになる。
途中は山道でもある。
普段ならなんでもない道だが膝の負傷が完治していないので自重する。
それで三面堂方面へ。
三面堂
この辺りは川沿いで紅葉の景色が山の中のようだった。
三面堂付近
それから不動堂へ。
ちゃんと不動の滝がある。
不動堂
この付近も紅葉が残っていた。
不動堂付近
この渡り廊下のような建物はじつはケーブルカーなのだ。
不動堂からケーブル
僧侶たちが下の本殿から御真堂へ行くと気に使うようだ。
修行僧なんだからそんなの使うなよっておもう。
まあただ高齢の僧侶もいるから仕方ないのかな。

これで一応最乗寺を一周。
山歩きする身としては明神ヶ岳の麓にあるのに「大雄山」は言い過ぎではとおもってた。
もちろん平野にあるお寺でも「山」を名乗るのだからそういうものなのだろう。
でも帰りに車から見えた足柄平野の景色は正に山からのものだった。
昔は伊豆箱根鉄道大雄山駅から歩いたのだろうな。
そうだとすればけっこうな山歩きなのだった。
因みに大雄山線は最乗寺を参拝するために敷かれた鉄道だそうである。

晩秋・初冬という低山を歩くのには最高の季節。
でも脚の具合がよろしくないので諦めている。
それでも大分よくなっていて1ヶ月前ならヘーキヘーキで山を歩いちゃっただろう。
でも今は「羹に懲りて膾吹く」の状態。
9月10月とじっとしてりゃ今頃もう山に復帰してたんだ。
であるからもうしばらく山はお休み。
で空いた時間でサッカーを観に行くことにした。

ファンである浦和がJ2落ちしそうなので応援しなくっちゃ。
それでFC東京戦をアウェイで味の素スタジアムまで出かけることにした。
FC東京は優勝を争っている。
ここは落とせない試合だし浦和だってJ2落ちしないためには踏ん張りが必要。
好い試合を期待した。

味の素スタジアムは中に入るのは初めてだ。
最寄り駅は京王線の飛田給。
当たり前だが下りたとたんにFC東京モード。
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味の素スタジアムは初めてだけれど飛田給は子供の頃何回も利用している。
祖父が住んでいたからだ。
調布の飛行場に近くってまさに味スタの近所だった。
今は昔の面影さえない。

味スタが近づいてくると気分が盛り上がる。
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上層自由席のアウェイはぐるっと回って行く。
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木々が紅葉している。
金曜日に仕事で八王子・町田辺りを通ったときも紅葉に目が行った。
山の麓は好い紅葉してるんだろうな。
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これは試合開始2時間前の状態。
FC東京サポは気合が入っていてもう席がだいぶ埋まっている。
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好い場所に席を確保できたのでスタジアム内を散歩。
浦和のサポたちがコンコースで宴会をしている。
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サッカーは相撲や野球と違って試合が始まったら休む間がない。
特にサポーターの皆さんはチャントと歌い続けたりする。
だから試合の前に宴会しちゃうんだろう。
でもふと思った。
自分は浦和サポしか知らないけど他クラブのサポもやっぱり宴会してるんだろうか。

さていよいよ試合開始時間迫る。
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両クラブのサポに熱がこもる。
浦和。
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東京。
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選手入場。
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熱戦続く。
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満員のスタジアム。
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試合終了。
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1-1の引き分け。
東京はホームだから負けちゃダメ。
浦和は降格しないためには負けちゃダメ。
引き分けでお互い良かったねっておもった。
でも他チームの結果でよかったなんて言ってられなかったんだ。
FC東京は最終節でアウェイの横浜戦で4点差以上で勝たなきゃ優勝できず…
浦和は最終節で大阪に勝たないと他の結果によっては入れ替え戦に回ることに。

埼スタに行って応援したいところだけどあそこはさすがに遠い。
ならば日産スタジアムで横浜の15年ぶりの優勝を見るのも悪くない。
FC東京お奇跡の逆転優勝おあるかもしれない。
とおもったのだけど日産スタジアムはあのでかい箱がもう完売なのだった。

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