テイザニストもろーの山歩き

山歩き歴50年、今は低山を中心に歩いています。

2019年10月

先週金時山に登ってみたがやはりチョッとやはり難しかった。
膝の負傷はサッカー選手などは「今季絶望」なんて言われる。
まあそのぐらいの気持ちが必要なんだろう。
しかし天気が好いとじっとしていられない。
秋たけなわの季節なんだ。
丹沢だって塔ノ岳から鍋割山の稜線も紅葉が始まってるにちがいない。
そう思うと行けない自分が残念でたまらない。

でも今年は10月になっても夏日が続いてそのうえ雨も降って…
さらにはふたつの大風の台風が来て塩害だって発生しているかも知れない。
だからもし元気で行っても紅葉なんかしてなくてがっかりするんだよ。
そうおもって諦めよう。

そして幸いといっていいのかどうか…
箱根湯本に用事ができた。
これじゃあ山は元気でも行かないよってさらに諦めを強固にした。
湯本には月に1回は用事があって箱根の山を歩くこともある。
でも脚の負傷もあるし大体箱根のハイキングコースは通行止めばかりだ。
で今日は用事の前に箱根湯本の街を歩くことにした。

一応「便宜上」箱根湯本駅からのスタート。
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台風19号でズタズタの箱根登山鉄道。
ここまでは小田急の電車が来ている。
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20年前は地下鉄にロマンスカーが走るなんて笑い話だった。
けれども今は地下鉄を走って北千住まで行くのだった。
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しかしここから先は不通。
登山鉄道の新型車両も引き込み線で待機。
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しかし2週間電車が走らないとこんなに線路が錆びるのだった。
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もっとも電車が走るとすぐにピカピカになるのですがね。

駅からの歩道橋から見る湯本の街、国道1号線。
この道が大阪までつながっているのだなあ。
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箱根のお土産屋さんの昔ながらの風景。
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歩いて行くと干物屋さん。
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ここの試食コーナーはいつも多くの人がいる。
今日はまだ時間が早いので人はいない。

「ゆもち」の「ちもと」。
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ゆもちを食べたのは東京に暮らしている頃だったとおもう。
ゆべしのようなあますのような不思議なお菓子だ。

ちもとから橋を渡ると滝通りになる。
その橋のたもとに発見。
昔々、小田原馬車鉄道があってその駅がここにあったそうな。
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僕は芥川の「トロッコ」が好きだ。
あれは小田原と熱海に敷設された鉄道を背景にした物語らしい。
だから箱根湯本のこの鉄道は何も関係ないけど何故か興奮したしまう。

ちもとの反対側にある蕎麦屋のはつ花。
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昔は箱根へ行って蕎麦だったらはつ花だった。
僕も箱根へ旅行したおりに行ってみた。
今は美味しい蕎麦屋さんがいろいろある。
(はっきり言って自分の口にはあってない)

「滝通り」を歩くと須雲川。
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今年の5月に箱根外輪山一周の人たちとここを歩いてきたのを思い出す。
しかしこの川、先の台風でよく氾濫しなかったあ。

早川沿いえお歩いて湯本駅の方へ行けるかとおもっていた。
しかしそういった道がないので来た方向ね戻る。
早川通。
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早川岸を歩いていたら根こそぎの木。
こんなのが台風のときは沢山流れたんだろうなあ。
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人気のゆば丼の店。
待っている人が店内にも沢山いた。
ゆばって日光の方が有名な気がする。
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箱根湯本の景色のひとつあじさい橋。
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台風の影響が大きかったと報道されたからか人が少なかった。
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その橋からの早川。
なかなかの水量だけど大水に比べると全然大したことがない。
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湯本富士屋ホテルとは反対方向歩道があるので行ってみた。
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ほたる公園という魅力的あ名前の場所に出た。
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細流があって夏にはホタルが出るらしい。
しかし今は台風の大水のせいか どぶ臭かった。
それで即座に退散。

それにしても台風時はあの橋が危ないぐらいに水が増えたのだなあ。
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再び湯本駅に戻って橋を渡る。
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下りると菜の花というお菓子屋さん。
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ずっと前の話だけどこの店とってもいい感じだった。
それでお饅頭を買って帰ったけど家内に値段を聞かれた。
「ばっかじゃない」って言われた。
東京にいた頃だったら言われなかったろうけど。

しかし観光地は蕎麦屋が多い。
しかも観光地に行くとそばが食べたくなる(人が多いらしい)。
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そして僕が用事のあった寄木の木路。
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これ今日の箱根湯本歩き終了。
およそ1時間n散歩でも平地を歩いていれば膝の負担は全くなし。
これが山を歩くときっつい。
山歩きは低山いえどもハードなんだって実感。
来週も山は避けて「街ぶら」が無難みたいです。

膝の負傷が回復してきて日常生活にはほとんど支障がなくなった。
では山歩きはどうなんだろう。
試してみようとおもった。
それで鎌倉のハイキング・コースを歩くことにした。
10年前に酷い腰痛で3ヶ月間山歩きが出来なかったときに最初に歩いたコースだ。
ところが鎌倉市のホームページはつれなかった。
台風15号による倒木などで鎌倉ハイキングコースのあちこちが通行止めなのだった。

ならば箱根の湯坂道などのハイキングコースはどうか。
これも箱根町のホームページでは台風19号による倒木や崩壊で
至ること路が通行止めになっていた。
そもそも箱根は19号の爪痕で自動車道路でさえ通行止め箇所がある。
長尾峠から丸岳も軽い歩きで行けるが長尾峠までの道路が通行不可だった。
なにしろ今度の台風では1日で1000mm近くの雨量を記録した箱根だ。
至る所が通れないのはやむを得ないだろう。

丹沢のヤビツ峠から大山なんてのも頭に浮かんだ。
だがあれだけ雨が降った後だとヒルが心配だ。
それで再び試案が箱根に及んだ。
足柄峠から金時山なら軽い。
ところが南足柄市のホームページには足柄峠付近が通行止めだとある。
「自転車も人も通れません」とダメ押ししてあった。
では金時神社からのコースはどうか。
ここも国道138号線が宮城野付近で通行止めになっていた。
しかし強羅からポーラ美術館の前を通って仙石原へ抜ける道が通れるのだった。
今の自分には金時神社から金時山の楽勝コースでもやや荷が重い。
でもここしかないので押し出されるように金時山に行くことになった。

金時神社に着いて「あれま」となったのは駐車場。
トイレが元駐車場の真ん中に出来るらしい。
工事のために駐車場は封鎖。
でもトイレが出来た後は駐車場はどうなるのだろう。
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そしてこんな台風の爪痕残る箱根の山なんて来る人いないだろうとおもっていた。
ところが神社前は路駐で満車。
かろうじて1台停められる場所があってそこに車を置く。
帰ってきたら有料駐車場も満車だった。
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金時神社から金時山方面。
山は雲の中。
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いつもは水が流れているのかどうもわからない細流が音を立てて流れている。
登山道がえぐられていた。
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さて膝の調子はどうか。
やはりこうした石の道はつらい。
負傷した左足を軸にするとたちまち痛みを感じる。
それでできるだけ右足を軸にするように歩く。
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途中で大山のボタン石のようなのを発見。
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展望の利く場所に出てガスった箱根の山を望見。
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この矢倉峠への分岐で今日は終わらせてもいいかとおもっていた。
でも平らなところでは膝が楽になるので頂上へ向かってしまう。
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しかしすぐに土留された登山道になってつらいことになった。
岩とか階段状の屈伸を強いられる道が膝に響くのだ。
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いつもはなんてことない岩の道もよろよろと登って行く。
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7時20分に金時神社を出発して山頂着9時05分、1時間45分かかった。
一応コースタイム通りだがほとんどの人は1時間半ぐらいで登っているだろう。
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山頂はガスっていて景色はなかった。
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それで全然かまわない。
今日は山をあるけるかどうかを試しにきただけだから。
それで5分の休憩で下山。

この下山コースをどうするかを考えた。
金時神社往復なら距離も時間も短い。
しかしあの岩々した道を下るのはつらい。
そこへ行くと矢倉峠への道は緩やかでさらには住宅地を歩くようになる。
絶対膝にはこっちのコースだろうと判断して矢倉峠へ下った。

天気が少しよくなってきて明神方面の景色も開けてきた。
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しかし道は意外にも土留の段差の大きなコースだった。
だんだんと膝はダメージを受けて痛くなってきた。
これなら金時神社へ直に下れば良かった。
民家が近くなってきたが膝がかなりダメになっていた。
そこへもってきて最後の土留道!!!
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しかし道路に出たら膝もどうということなくなった。
不思議だ。
そして道路にあふれる沢水。
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まだ箱根は水分たっぷりなのだった。

今日の花。
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箱根にもフジアザミがあるのだった。
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マツムシソウはさすがに終わりだった。
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今日の結果。
まだまだ山道を歩くのは難儀だ。
この先も少しずつ回復に向けてトレーニングが必要なことが分かった。
もちろんもうしばらくの我慢と養生も。
それにしても自分はただただ山を歩くのが好きなのだった。

今日(10月6日・日曜日)の「ぶらもろー」は箱根です。
友人から芦ノ湖湖畔・桃源台での音楽フェスに誘われました。
招待券があるからって。
彼の奥さんはこの音楽フェスの協賛企業の広報担当。

桃源台へクルマで1時間ほどのところに住んでいるのに音楽フェスなんて知らなかった。
東京に住む友人に教えられるとは。
このフェスの告知。
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6日の出演者。
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5日の出演者は知ってる人が2人いるけど6日で知ってるのは吉田兄弟だけ。
でもまあライブは楽しいからね。

音楽フェスでなくアクティビティとかフードとかあったけど写真撮らず。
かろうじてこの記念撮影用のステージを撮りました。
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ライブ会場。
意外とこじんまり。
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でもビール売り場は賑わってます。
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場所確保。
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実は誘いを受けたもののチョッと心配なことがありました。
野外フェスで芝生に座るのはいいけれど膝を折ってしゃがむようだとまずい。
でも実にまったりとた会場で足を延ばしてOK。
いや寝ころんでも場所によってはOK。

ステージで機材のセッティングが始まりました。
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とここでステージ方面撮影禁止の警告が。
まあ決まりは決まりだから仕方ないけど主催者は馬鹿じゃないかい。
今はどんどん写真撮らせてSNSで拡散させる時代だよ。
それが大きな媒体になってるのにね。
もちろんこのフェスは今日で終わりだからここから先には客は呼べない。
でも第一回目のフェスで僕だって知らなかったんだ。
来年のことを考えて拡散させればいいんだよ。
まあもっともいろいろな出演者がいて版権も別だから一括禁止にした方が世話はないか。

ところでこの1年間、山仲間のみなさんと箱根の山を何回も歩きました。
そのうち3回は雨を降らせてしまった。
だからこの野外フェスも心配でした。
順調に進んでいたのに夕方になって黒い雲。
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寒くなってきてそして霧雨。
ということでAwsome City Clubというグループの演奏を最後に退出。
でもまあ楽しい1日を過ごしました。

膝の方は今日はシートの上に座ったり立ったりで折り曲げなければならず。
帰宅したときは少し違和感。
でも一晩経ったらとりあえず違和感はなくなりました。
あと2週間は山へ行けずかなあ。

膝の具合は上向いてきたものの、ここは我慢のしどころ。
今週もレンレンさん命名の「ぶらもろー」で小田原城散歩です。

東海道線、小田原駅が近づくと箱根の山も近い。
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小田原駅の大小田原提灯。
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小田原駅から見る小田原城。
駐車場の建物が邪魔ですが…
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お濠を渡るこの橋は「学び橋」。
ずっと「赤橋」かとおもってた。
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お堀端に蕎麦屋「田毎」
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神田須田町の「松屋」をもってして蕎麦屋だと思っていた我が家では
こんな鉄筋ビルの建物の蕎麦屋なんてと寄り付かなかった。
ところがある日何の拍子か入ってみたらとてもうまかった。
今や我が家では蕎麦と言ったら「田毎」になってしまいました。

片眼鏡橋の住吉橋。
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渡ると馬出門。
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これをくぐると銅門(あかがね)。
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実は僕は「どうもん」って読んでました。
ここのところで攻め手は上から矢だの鉄砲玉を浴びせられるのですよね。
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銅門を通ると天守閣が見えてきます。
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天守閣に行くには階段を昇らなければならない。
登山ならぬ登城です。
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階段を昇ると常盤木門。
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そして天守閣のある本丸広場。
先々週プロジェクション・マッピングを見に来た。
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さて天守閣に登るにはさらに階段を昇らなければならない。
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さらに復元天守だから中でも階段だ。
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松本城・熊本城は現存天守閣だから梯を上って行った。
それよりは今日の膝にはいいのかな。

いつも思うのだが甲冑が小さい。
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自分などは身長180cmだから戦後期時代にいたら相当大きいのだろうか。
ヨーロッパの古城などでもそれを感じる。
オランダなんて大きな体がイメージだけど昔の甲冑だのベッドはやはり小さい。
一説なんだけれどオランダ人が大きくなったのは酪農が盛んになったからだそうな。

小田原城の天守閣はいきなり海が見えるのが好い。
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海ばかりでなく山も。
これは小田原駅の向こうに丹沢。
行きてえ~。
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箱根山々。
雲がかかりそうなのが明神ヶ岳。
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こちらは小田原城から見る一夜城。
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あっちの山でなんかやってるって気が付かないもんだろうか。
北条方には忍びの者がいなかったのか。

伊豆方面。
大島が見えています。
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お城を後にして隣接する二宮神社へ。
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二宮金次郎が歩きながら本を読むのは歩きスマホと同じじゃないかい、
てのが話題になったけどこの人の時代はながら歩きしても自動車なんてない。
それどころか人だったそういなかったんでしょうね。
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二宮神社から再び小田原城内を歩いて学び橋へ。
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そして駅に戻ってきました。
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今日は平地を1時間30分の歩き。
このまま順調に推移していければ来週は軽い山へ登れるかな。

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