丹沢にやっと雪が来た。
行かねばなるまい。
が、少し過剰なニュースを信用し過ぎてしまった。
なにしろ自分の住んでいるところは雪が降らない。
だから都内を中心とした雪のニュースに頼ることになる。
すると18日は大変な大雪で、例えば八王子の駅前でもけっこうな積雪で、それからすると山でも相当な積雪があることを推測された。
それから5日が経っているがこのところは寒い日が続いているので、丹沢のヤビツ峠も表丹沢県民の森への林道も積雪していることだろう。
自分の車はノーマル・タイヤである。
それでも過去には軽い積雪ならヤビツ峠でも林道でもギアダウンさせて走ったことはある。
が、今回は報道によってチョッと弱気になってしまった。
だから本当は鍋割山から積雪の尾根道を逍遥しつつ塔ノ岳へ、というコースを行きたかったが林道の積雪・凍結を心配して「安心・安全」な大倉から塔ノ岳往復ということにした。
天気予報では週末、土曜日が曇りで夕方には雪、日曜日が1日中晴。
どちらを選ぶかとしたら快晴が期待される日曜日なのだが、ここでも弱気になって土曜日に積雪した日曜日の朝に凍結したらなんて考えてしまって、曇りでも雪の降る前に行ってきちゃえ、で23日土曜日に行ってきました。
朝6時45分に大倉のバス停を出発。
登山届も出しておきます。
曇りとそして降雪の予報で登山する人は普段の塔ノ岳と比べてやはり少ない。
一般道を少し歩いた後の登山道入口。
バス停から25分、7時10分に観音茶屋(だったけかな)。
20分ほど登って雑事場の平。
なんか名前が山の歴史、生活を感じさせてとてもよろしい。
何回かこのコースを歩いているけれど、大観望というところは行ったことがありません。だって上に行けばもっと好い景色があるはずだから。
ここから数分歩くと見晴茶屋。
この茶屋の前からは確かに見晴が好いのですがトイレ工事中ということで、登山道は裏側に迂回します。
ここを過ぎるとこのコース初の急登らしき道になります。
がまだ雪の痕跡はありません。
7時55分、大蔵から1時間5分登ったベンチなどのある相川というところから積雪が始まります。
駒止小屋付近は雪景色。
でも日向では積雪なし。
ただ朝早いので気温が低く、積雪部はクラストしていました。
堀山の家には8時半着。
大倉から1時間45分かかりました。
ここで少し休憩。
お腹が空いたので少しガッツと食いました。
塔ノ岳登山はここ堀山の家から始まると言ってもよく、花立山荘までの登りがやたらキツイ。
慣れているはずの荷上げの人の呼吸も荒かった。
自分もいわゆる「バカ尾根」と呼ばれる大倉からのコースを採ったことを少し後悔。
登るにつれ箱根の山が見えてくる。
予想以上に展望が好い。
どんどん開けてくる景色に喜びながら登ること55分、大倉から2時間40分。
9時25分に花立山荘着。相変わらず登るのが遅い。
今日は曇りという予報だったので、景色なんて期待していなかった。
曇って時折雪がちらついて、景色のない灰色の寒い世界を歩き続ける、といった登山を予想していました。
ところが予想以上に気温が高かったし、かつまた展望も利きました。
大きく横たわる三ノ塔。
遠くには江の島が見えます。
大山、三ノ塔、そして表尾根。
ここには写っていませんが横浜の「みなとみらい」がいつもよりも鮮明に見えていました。もちろん東京湾も。
10分休憩。再びガッツと食料を口にして出発。
本当は行きたかった塔~鍋間の尾根、大丸。
そして塔ノ岳。
けっこう遠く感じる。
9時45分に金冷し。
丹沢主脈を望む地点ですが…頂上付近は雲がかかっていました。
金冷しを過ぎて本格的な雪景色となる。
頂上直下の登り。
階段が完全に雪に埋まっていました。
頂上付近は霧氷の花。
そして10時10分、大倉から3時間25分もかかって頂上着。
早い時間だからか天気予報のせいか寒いかから、頂上付近にはほとんど人がいない。
風が強くて記念撮影に苦労しました。
誰かいれば撮影してもらったのですが。
何枚か撮った中でこれが一番まともでした。
頂上からの表尾根。
花立では姿を見せていた大山。
この時間頂上付近は雲の中です。
まだ未練のある鍋割山方面。
午後から天気が崩れるなんて予報がなければ向かっても良いのだが。
頂上の気温はマイナス2度でしたからそうは寒くなかったのですが風が強くって、それで寒さが増して5分休憩で速攻で頂上を出発。
登ってきた人の多くが尊仏山荘に入って行くようでした。
金冷し~花立間の尾根。
安全のための処置とはいえ工事現場のようです。
どんどん下って10時45分花立茶屋、11時15分堀山の家。
途中相模湾を望見。
房総半島、東京湾、三浦半島、相模湾、真鶴岬、伊豆半島、大島が一望でした。
富士山も丹沢の山々も、そして関東平野も望むことはできなかったけれど、海方面の景色は中々で、それにしても本当に午後遅くに天候崩れるのという疑念が。
そして頂上から2時間20分の12時35分、起点で終点の大倉バス停着。
予想以上に暖かく、そして薄日が差していた。
今回、丹沢はそれほどの積雪ではなく(頂上付近は30cmほどだったが)、それはチョッと期待外れではあった。
せっかくスパッツを着けたのだから足が潜るぐらいは欲しかったかな。
天候はもっと悪いかとおもったけど、崩れなかっただけよかったですね。
でも今日24日、結局昨日は降雪しておらず、ということは道路も凍結してなくって、そのうえ快晴の天気で、真っ白な富士山も見えて、ああ絶対今日だったなあ。
ブロ友さんのtanmaさんとごいっしょできたかもしれないし。
往路3時間25分 復路2時間20分、行動時間5時間45分。
休憩30分、歩程5時間15分でした。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/signaler.gif 出発時刻/高度: 06:45 / 297m
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/motorsports.gif 到着時刻/高度: 12:35 / 297m
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/clock.gif 合計時間: 5時間50分
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/leftright.gif 合計距離: 12.92km
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/up.gif 最高点の標高: 1473m
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/down.gif 最低点の標高: 287m
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/upwardright.gif 累積標高(上り): 1228m
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/downwardright.gif 累積標高(下り): 1232m
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/motorsports.gif 到着時刻/高度: 12:35 / 297m
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/clock.gif 合計時間: 5時間50分
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/leftright.gif 合計距離: 12.92km
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/up.gif 最高点の標高: 1473m
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/down.gif 最低点の標高: 287m
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/upwardright.gif 累積標高(上り): 1228m
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/images/downwardright.gif 累積標高(下り): 1232m