テイザニストもろーの山歩き

山歩き歴50年、今は低山を中心に歩いています。

2015年03月

岡崎と本田が得点し、2-0で日本代表の勝利。
ハリルホジッチの初戦であるチュニジア戦が好い結果に終わり、
やれやれとおもっていたところに仕事関係から電話あり。
「明日の約束は中止にしてくれ、急用できた」と。
ええーっ!

今週は土曜日は仕事、日曜日は雨、ということで、
本格的な春がやってきたという週末だったが
山歩きは端からあきらめていたのだ。
そこにふってわいたような時間の空き、
それではどこかへ行くかとおもったけれど、なーんの準備もしていない。
とりあえず明朝考えるかということで寝てしまった。

そしてあくる朝。
早起きすれば、という条件だったのに起きたのは6時半。
これから準備して出発してコンビニ寄って、
なんて、どこへ行くにしろ益々遅くなって渋滞にはまって…。
こりゃ近場に行くしかないな。
そうだ先日入口がわからなくって見送った高松山にいしよう。
ここなら歩程が短いので準備もしなくてもいいぐらいだ。

ということで家を出て246号を進み、
今回は落ち着いて「高松山入口」から尺里川沿いの道に入ることができた。
最初は菜の花の咲くのどかな里道を行くがすぐに林道へ。
細い道路のヘアピンカーブの続く道。
高度を上げてどんどん山の中に進んで行く、とおもいきや
なんかフツーに商業車や自家用車とすれ違うのだ。
どうも山行きの林道とは異なるようだ。
そして眼下に山北の集落が見下ろすほどに高くなったとき、
なんと人家が現れてけっこう大きな集落に出てしまった。

で尺里峠はどこか。
ここまで通って来たところで「峠」らしいところはなかった。
この集落が峠のような位置だった。
しかしネットのブログで確認したような駐車場はない。
もう1度そのブログを開いてみたがよくわからない。
それで山歩き用の道標にしたがって「高松山方面」に入ってみた。
そしてそのまま進んだら峠らしきところへ。
「大六天」というところで実はこれが尺里峠だった。
やっとたどり着いたという気がして、
なんだか今日の目的が山歩きじゃなくって駐車場到達みたいだった。

しかしまあそれでも山歩きだからと靴を履きかえて歩きだす。
山への入口。

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頂上まではガイドブックが45分、峠の標識では50分、
そしてネットのブログでは往復1時間なんて書いてある。
自分は最も遅い標識の50分を目安にする。
山道は尾根に沿っていて少し歩くと「富士見台」。

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西武池袋線の駅名のようだ。
と「桜台」が出てきて益々とおもったら「桜平」だった。

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この道は「虫沢古道」というらしい。
その言われはよくわからない。

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道は相変わらず尾根道で里山公園でも歩いているようだ。
ウグイスの声などが聞こえてくる。

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この道を「守る会」の標識。
山道を整備しているのだろうか。

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なぜかミツマタが咲いていて、その周辺はミツマタだらけだった。
この辺の集落に和紙を漉く技術でも伝承しているのか。

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緩やかな尾根道を労せず歩いた最後に登りが。

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とはいえすぐに頂上着。
9時から歩き出してガイドブックのコースタイム通りの45分だった。
そして頂上はピクニックに好適な広い草地。

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シダンゴ山も矢倉岳もそうだった。
何かこの周辺の自治体がそうしているのだろうか。

そして景色も富士山。

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山北の町と箱根の山々。

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そして足柄平野と相模湾。

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一応頂上での儀式も。

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しかしそれにしても登り45分じゃ下りは35分ぐらいで行ってしまいそうだ。
ネットにあったように足の速い人なら1時間で往復してしまう。
これじゃあんまりだとおもっていたらビリ堂というところまで20分とある。
ガイドブックではそこから頂上まで30分らしい。
往復で50分。
ビリ堂がなんだかわからぬが行ってみっかあとおもった。
で、しばらく下ったらその道ははるか下まで続いている。
先日の沼津アルプスの登り下りを思い出してしまい、
やっぱやーめたで再び頂上へ。
そして下って30分で駐車場へ。

登りが45分、休憩15分、寄り道の下りが45分。
おお、これはサッカーの試合ではないか。
あまりの短さに山歩きといえるのか。
忸怩たるものを感じてしまう。

ヤマレコの記録者は尺里峠から一度自動車道路をずーっと下って、
山北駅からの登山道入口に出て、そこから登りだしている。
あの舗装道路をよく歩いたものだと感心してしまう。

NOBUさんはシダンゴ山から歩いたそうだが、
そのぐらいして楽しめる山なんだろう。

それにしても、春が来た今日、奥武蔵なんか歩きたかった。
春の早い奥武蔵の山々。
カタクリの花が咲いているんじゃないだろうか。

しかし天気予報には来週は雨のマークがついている。
今日の日曜日も雨である、
はずだったけれど今のところ晴れている。
なら今日になんか予定立てりゃよかった。
とりあえず今日はお花見に行こう、雨が降る前に。

昨日、河口湖オルゴールの森から山方面の写真を撮りました。
帰宅してPCに取り込むために画像を見たら
なんと撮影時にはなかった謎の飛行物体が写っているではありませんか。

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昨日(3月24日)の河口湖は午前中はもうやたらと雲ひとつない晴れ。
富士山も麓から頂上までくっきり。
写真撮影のとき、デジカメのディスプレイには
景色以外青い空があるだけでした。
少し大きくしてみました。

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さらに大きくしてみました。
なんだかその手の雑誌に載っている未確認飛行物体みたいではないですか。
う~む。

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な~んてね。
この写真は実は展示室から撮影しました。
これは多分展示室のダウンライトが窓ガラスに写りこんじゃったんですね。
だから列を作っている。
そして展示品に向かって若干の角度の違いがある。
でも撮影したときにはなかったんだけどなあ。

 自分は雨男である。
 いろいろなところで雨を降らしている。
 山なんて半分以上雨だ。
 思い出しただけでも晴れの山が珍しいぐらいだ。
 例えば後立山なんて全滅だし南アルプスの北部も複数回行っても晴れなかった。
 例えば晴れているからとでかけた低山でさえ稜線で雨に降られたりする。
 
 旅行だって雨が多い。
 国内だって海外だって雨に降られる。
 だから雨の中の思い出が多い。
 道路が濡れているヨーロッパ、アジア、アメリカ合衆国。

 あるあるだけれど、洗車をすると雨が降るという。
 今年になって周期的な天気で、ほぼ1週間に1度雨が降っていた(雪も)。
 だからなかなかクルマの洗車をしなかった。
 しかしいくらなんでもの状態になってきた。
 花粉で黄色くなってきたような気がしないでもない。
 でも山方面に行きゃあ洗車しても黄色くなるんじゃなかろうか、ということで洗車しなかった。

 今週はお彼岸でお墓参りなんかもあって山に行くどころではなかったので、それで自分のクルマを見たらあまりにひどい。
 今週は雨の予想もなく当分晴れそうだ。
 それで今日洗車をしたのだ。
 そしたらなんとなんと、夜になって雷が鳴りだした。
 さらには雨の音。
 外に出たらけっこうな雨。
 ええっ!!聞いてないぞ雨なんて。
 
 いやいや凄いじゃないですか、雨の予想なしなのに洗車後に雨を降らすなんて。
 雨が欲しいところはぜひ自分を呼ぶべきだ。
 雨が降らずに水不足になって、その象徴として早明浦ダムなんてよくニュースになるが自分を呼んでくれれば問題解決だ。

 自分としては中東地域に行ってその力を試してみたい。
 ドバイだのサウジアラビアだのに行ってその力を発揮できたら本物ではないだろうか。

 沼津アルプスという名前を知ったのは随分前のことだったとおもう。
 記憶の中には岩と海と富士山という絵が残っていて、海を眼下に見て向こうに富士山を見て、三浦半島の鷹取山みたいなところを冬の1日のんびりたおやかに歩けるのだろうというイメージだった。

 昨年の12月にブロ友のNOBUさんに案内されて伊豆を歩いたとき「伊豆で知っている山といったら天城山と沼津アルプスぐらいでした」と言ったところNOBUさんから「あれでけっこうきついですよ」というような返事が返ってきて「そうなのか」とイメージを改めたが、それでもやはり冬の日に歩いてみたかった。

 そうしていたらやはりブロ友のこうちさんからまたまたNOBUさんの案内で沼津アルプスへというお誘い。
 即座に同行させていただくことに。
 そしてもう1度沼津アルプスをネットで調べると「低山ではあるが急な登り下りを繰り返す」とある。これは覚悟せねばなるまいとおもった。

 沼津発7時40分の長岡方面行きバスに乗って多比で下車。
 メンバーはNOBUさん、こうちさん、こうちさんの奥さま、そして私。
 多比のバス停は海岸通りにあって、自分の記憶では海岸から山に登るのは初めてである。

 海岸通りのバス停だから周囲は住宅街である。
 だから歩き始めは民家の間の生活道路を歩いて行く。

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 最初は行く先に少しとまどうがやがて一本道になり、そして舗装道路の終わるとこと山道に入る分岐には大きな標識が。

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 ここから本格的な登山道でまずは縦走路である尾根を目指す。

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 やがて鞍部に到着、いよいよ縦走の始まり。
 沼津アルプスは大平山、鷲頭山、小鷲頭山、志下山、徳倉山、横山、香貫山の7山からなる連峰で、今日はこの全てを踏破して行くことになる。
 そしてまずは大平山へ。

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 いかにも低山らしく木々に囲まれた気持ちの良い尾根を登って行くと大平山山頂着。8時10分に多比を出て10時着。
 約50分。海辺から356mの頂上までだからけっこう登りがいがある。

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 頂上はあまり展望はないがここからさらに奥沼津アルプスという、さらにハードなコースがあるらしい。

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 大平山からは1度多比からの鞍部まで戻り次の鷲頭山を目指す。
 鷲頭山への道は岩尾根だったりウバメガシの林の中などを歩いて行く。
 なかなか気持ちがいいし楽しい登山道だ。

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 ウバメガシというと紀州備長炭をおもいだし、備長炭というと焼き鳥を連想してしまい、そうなると信州の酒真澄が浮かんできて、そうだ信州といえば今日は松本山雅はどうなるんだろうなんてことまでおもってしまう。
 このときはこの先に、激しいと言いたくなるような登下降が待っているとはおもわず、そんなことをくだらないことを考えていたのだった。
 次の鷲頭山は沼津アルプスの最高峰といっても392mだ。
 少し舐めた気持ちがあったかもしれない。
 意外と大きな山容でなかなか頂上が近づいてこない。
 ただやっと(という気分だった)着いた頂上からは千本松原の海岸が美しく眺めることができた。

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 しかしそれ以外はこうちさんやNOBUさんが写真撮影していたので自分はボーっと見てしまった。
 だからここから先はあまり写真がない。
 しかも空が曇っていて、沼津アルプスの売り物である富士山の姿がないからなおさらだ。

 鷲頭山の下りがこれまた急だ。
 登ってくる人たちは「えらい!」とおもってしまう。
 途中には岩室のようなところがあってこの大きな岩が中将岩というらしい。
 中将は平重衡だそうである。

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 中将岩をさらに下って行くと志下峠。
 そして登って行くと志下山山頂。
 今日は次から次へとピークが出てくるのでブロ友の儀式が忙しい。

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 振り返ると鷲頭山の大きな山容。
 400mに満たない山だが立派過ぎる。
 双耳峰のところがまた好い。
 中腹に見える岩が中将岩だろうか。

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 志下山からしばらくなだらかな尾根が続いて、ここはいわゆるルンルン気分の尾根歩きだ(表現が古すぎる)。

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 がしかし、昼食タイムにしようと意見の一致していた徳倉山への登りがきつかった。
 登っても登り。

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 またまた登り。

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 もうこうなりゃどんな登りでも来い!などと開きなおったところで頂上着。
 苦労が報われるような広く眺めの良い頂上だ。
 時間が11時30分ごろだったろうか。
 多くの人たちが昼食の時間にしていた。

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 さてここまで来ればピークもあとふたつ。
 楽勝だね、と気を抜いたのが間違いだった。
 横山峠までの下りが岩まじりに急坂で、そして横山への登りがまた急激だった。
 横山なんて平凡は名前だし標高も182mだし、ですっかり油断してしまった。
 頂上に着いたときは182mという標高は桁をひとつ間違っているんじゃないか、1820mなんじゃないかとおもうほどだった。

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 しかも横山からはさらに急坂を下るのだ。
 もうこりゃマイナス・メートルまでくだるんじゃないかとおもっていたらやっとのことで自動車道路に出た。

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 最後の香貫山へは自動車道路を海方向に200mほど歩いたところに入口が。
 標識には20mと書いてあったような気がしたが写真を調べたら120mとなっていました。

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 ここから先はもう公園の中の遊歩道とあまり変わりはない。
 とはいえここまで登下降を繰り返してきた身にはやはりこたえる。
 もうけっこうヨレヨレになっていて、だからこの先の写真は全くない。
 香貫山山頂で記念撮影し展望台へ行き、そして香陵台へ下山。
 こうちさんのクルマが置いてあった駐車場に着いたのが14時過ぎ。
 8時から歩いて休憩や食事の時間を入れて約6時間の行動だった。

 いやいや、疲れたけれど楽しい縦走だった。
 アルプスの名前は伊達ではなかった。
 そして新100名山に相応しい「連峰」だった。
 舐めちゃいけない山だった。
 もうグダグダに疲れたのに、また行きたいとおもってしまう。
 クセになりそうな山である。

 案内してくださったNOBUさん、お誘いいただいたこうちさん、本当にありがとうございました。
 今回の沼津アルプス縦走の詳しい情報はNOBUさんのブログをご覧ください。
                  ↓

 ここ何年か、3月の第一日曜か土曜は山歩きをしている。
 今年もとおもっていたのだが3月1日は用事があった。
 用事がなくても雨だった。
 3月7日の土曜日も用事があった。
 そして先週同様雨だった。
 3月8日日曜日はというと雨の予想が出ていた。
 ただ雨は朝のうちだけのようで神奈川県西部は9時以降は雲のマークだった。
 これなら行程が短く、10時頃から歩きだしても昼前に頂上へ着けるような山だったら歩けそうである。
 しかし朝起きたらやっぱり雨が降っていてそれに寒い。
 グダグダしていたら本当に9時頃には雨が止んでしまった。
 それならどっかへ行くべえと考えた。
 少しぐらいガスった方が深山らしい気分も味わえるしね。
 そして高松山という名前が浮かんだ。
 先日シダンゴ山に行ったときにすぐ近くにあることを知った山だ。
 行程が短く3時間ほどで行って帰ってこられるらしい。
 駐車場は尺里峠というところだという。
 ところがNAVIでは出ていないしネットで調べたが今ひとつよくわからない。
 とりあえず山北に行く手前で右折して山の中に入って行くようだ。
 それで家を出たがふとおもった。
 246号を行くと松田の桜まつりの渋滞にはまるのではないかと。
 それで246号を使わないで山北へ行く道を選択したところ、なんとそっちはマラソン大会が開催されていて通行止め。
 交通規制で結局松田町に入り、しかも桜まつり会場に通ずる道に出たために軽い渋滞に入り…。
 そこを抜けて246号に入って山北の手前で山に方向に入る道を探したが、あれま山北の市街地に入ってしまった。
 戻ろうとおもったもののもう面倒臭くなり、それならと先ほど246号から見た突兀とした矢倉岳を目指してしまった。
 ここならワンピッチで頂上まで行ってしまうから。

 
 登山口の万葉公園を歩きだしたのは11時40分。
 

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 すぐに矢倉岳の山体が。

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 丁寧にいろいろ書かれた道標があり、でもいろいろ書かれているから却ってよくわからない。

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 最初は林間の巻道を行く。

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 途中でまた矢倉岳が見える。

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 さらに巻道を行く。

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 下り気味の巻道を行くとやがて鞍部に出て、ここから登りの山道に。

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 山伏平というのがあって、まあ4人用のテントが一張りぐらいできそうかなという広さ。

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 そしてここから本格的な登りに。

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 でもすぐに終わって頂上直下の緩い道に。

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 そして公園から1時間で公園のように広い頂上着。

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 ここへ来る途中に3組とすれ違い、そして頂上にはこんなに人が。
 雨の予想なのにね。
 驚いたことに頂上の人々はひとつのグループだった。

 このグループが山頂標付近を占拠していたのでなかなかぎ「頂儀式」に入れなかった。10分ほどすると出発してしまい、頂上は自分ひとりに。
 山頂儀式を行いました。

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 天気はおもったより悪くなく景色も見える。
 足柄平野。

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 金時山

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 明神岳

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 そして今回もまた愛鷹山。
 白くなっている部分があるが雪が降ったのだろうか。

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 富士山は残念ながら「裾の裾」しか見えなかった。

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 13:00に頂上発。
 どんどん下って行くと天気もどんどん良くなって行って木漏れ日がさすようになった。

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 下山は途中でメールの通信などしていたがそれでも1時間程。
 合計で2時間でこれはまあ山の散歩だろうか。
 歩いているときはとても暖かく、低体温の自分でもシャツ1枚になってさらに腕をまくってしまった。
 いよいよ春なのだ。
 そして山を歩いたにしては消化不良だ。
 春の山を目指してまたどこかへ行きたくなった。

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