テイザニストもろーの山歩き

山歩き歴50年、今は低山を中心に歩いています。

2014年02月

 丹沢の塔ノ岳へ行こうとおもっていたのに目が覚めたら6時を過ぎていた。
 自分のプランでは7時には歩き出して雪で時間がかかるものの11時半に頂上に到達、下ってきて3時には出発地点へ、だった。
 そのためには5時に起きなくてはならなかったのだが・・・。
 時間があれば1時間遅れで歩き出してもいいのだが、今日は夕方に打ち合わせの約束があって、遅くとも3時には麓の駐車場を出たかったのだ。
 う~ん、それじゃ今日はオリンピックでも見て過ごすかあ、でもよかったのだけれどやっぱり雪の山を歩きたい。それならば、ということで箱根の明神岳に行くことにした。
 ここならば頂上までは大雄山最乗寺から無雪期なら2時間半、積雪を考慮して1時間多めに見て3時間半で頂上に達し、富士山なんか眺めて休憩して降りてくればバッチリだねというプランである。
 
 が、自分が考えていた以上に雪が多かった。
 ワカンを持って行けばよかった。
 頂上までおそらくあと30分ぐらいのところまで到達したけれど、そのときはすでに行動時間3時間半が過ぎていた。
 下りの時間と体力と、そして打ち合わせのことを考えるとそこで時間切れだった。
 
 大雄山最乗寺は雪景色。
 落雪注意ということでお堂には近づけなかった。
 
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 登り口ですでにこのぐらいの雪
 
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 レッドスネーク・カモン、ではなくって今日は積雪を考えてオーバーミトンを着用。
 大げさかもしれないがこれがとても正解。
 
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 尾根に出るとけっこうな積雪。
 トレースはしっかり付いていたものの、細かったし積雪は脛ぐらいまであったのでワカン(今ならスノーシューですね)が欲しいとおもった。
 
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 前にパーティーがいたけれど、その姿がもう雪山状態だった。
 
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 樹林帯に入ってもけっこうな積雪で、なんだか上越国境付近の山を春先に歩いているような気分だった。
 雪は膝ぐらいまでくるようになった。
 
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 降りてきた人が、この先を進むとトレースがなくラッセルが必要だと教えてくれたけれど、周りには青年若しくは壮年とおぼしき4人組のパーティーが2組いて、そのうち1組はスノーシューを装備したいわば重火器部隊だったから、まあこのパーティーの後を行けばラッセルの苦労は半減すると思われた。
 
 そうしてしばらく歩いたのだけれど、時間を見たらややや、もう12時近くになっているではないか。積雪のために前を行くパーティーのトレースが頼りで道なき道を行く状態であったけれど、これまで明神岳に登った記憶と地形を考えると、いくら雪に阻まれているとはいえあと30分ぐらいでとりあえず箱根外輪山の尾根には到達できるものとおもわれた。
 だけどもう時間切れだった。
 打ち合わせの約束をしなければよかったのだけれど、相手も自分も今日じゃなきゃダメだったんだ。
 それでもう迷うことなく下山を開始。
 下山の途中に見た丹沢の尾根がこれがまた春の八ヶ岳のようだった。
 
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 残念無念、頂上に達せずに下山するなんてもう30年以上前の悪天候に阻まれた積雪期の甲斐駒ヶ岳以来なんじゃなかろうか。
 やっぱり時間切れとはいえ頂上を踏まずに帰ってきたことに、忸怩たるものを感じるしやっぱり悔しい。
 それにしても箱根であんな雪に会うなんて、なかなか経験できるものではないだろうからやっぱり行ってよかったとはおもいます。

小田原駅に小田急のロマンスカー3編成が停車していました。
小田急電車の駅だから当たり前っちゃ当たり前だけ
どちょっと珍しかったので写真を撮りました。
 
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 数日前に雪がうっすらと積もって、こりゃ山は雪だんべえ、ほんじゃこの週末は山歩きにでも行くかいなあとおもっていたところこの週末は雪になった。
 それもチョッと降り過ぎじゃないかいというぐらいの雪だ。
 うれしくなって散歩に行ったら、神奈川県の南西部の海近くに転居して10年余り、初めて道路への積雪を見た。
 
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 近くを流れる川の河原も雪に覆われた。
 
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 こ、これじゃあ山に歩きに行こうにも、ノーマル・タイヤしか装備していない自分のクルマでは登山口に近づくことができないだろう。
 降ればいいというものではないのだ。
 とはいえなんとも贅沢で勝手なことを言っているもんだ。
 
 2000年から2008年まで、1年のうち半年を山形県の天童市で仕事をしていたので、冬になればいやというほど雪を見ていたのだ。
 山形県の山形市と天童市は、それでも雪は少ない方なのだけれど、無雪地帯の関東地方の人間にとってはもう台風が来たようなものだった。
 台風は1日か2日で過ぎるけれど、冬型の気圧配置が強いと雪は1週間ぐらい降り続くことがあって、つまり1週間ずっと嵐が続いている状態なのだ。
 人々の生活というのは雪かきから始まるので、自分もホテルから「出勤」したら客分ながらも雪かきを手伝ったりした。
 
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 この顧問先には首都圏から転勤してきた人が少なくなくって、最初は自分も含めて雪かきが楽しかったりするのだが、それが毎日となるとうんざりしてくる。
 雪国の人は除雪車を購入したり雪かきで時間を取られたり、これじゃ税金を少し安くしないとかわいそうじゃないかとおもったものである。
 
 そんな生活をしていたのに、雪を喜んでいるのだから世話ない。
 そういえば、山歩きを再開したのは山形の事業体との契約が切れてからだった。
 やっぱり雪国が好きなのだろうか。
 とりあえずもう1度散歩に行ってこようかな。

 関東地方の平野部にも雪の報。
 神奈川県南部の海沿いでも降雪があり、民家の屋根がうっすらと白くなった。
 こりゃあ箱根や丹沢じゃあけっこうな雪に違いない。
 
 丹沢は昨年の12月中旬ぐらいから、尾根が雪に覆われていたのが平野部からも見えていた。
 山小屋や歩いた人のブログを見ても、尾根付近がけっこうな雪が積もっているということが書かれていた。
 ああ、山歩きに行きたいなあとおもいつつも、他の用事で時間が取れずに眺めるだけになっていた。
 
 そしたらこのところの暖かさ。
 昨日なんて上着も不要なぐらいで桜が咲くんじゃないかとおもえるほどだった。
 これじゃあ、関東地方の低山の雪なんて融けてなくなってしまうのは確実だった。
 そして尾根道は雪融けの水でぐちゃぐちゃの泥濘になっているだろう。
 がっかりー。
 
 と思っていたらこの雪だ。
 箱根や丹沢、奥多摩も奥武蔵も、けっこうな雪が積もったんじゃなかろうか。
 ちょっとした雪歩きが期待できるぞ。
 
 今週末がねらい目だ。
 週末だめでも11日には国民の祝日がある。
 なんとか時間を作って行きたいところだ。
 どこか行ければいいな、積雪した関東の低山へ。
 
 ただ平野の雪は2時間もしないうちにで終わってしまった。

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