テイザニストもろーの山歩き

山歩き歴50年、今は低山を中心に歩いています。

2010年01月

 ちょっと話題が古いけれどJリーグの開幕戦カード、僕の贔屓序列圧倒的第1位である浦和は今年も鹿島になってしまった。
 非常に不満である。
 何で浦和が昨年優勝(それも3連覇だ!)の鹿島といきなり当たらなければならないのか。
 そりゃもちろんどこのクラブだっていきなり前年チャンピォンと当たるとなればそうおもうかもしれないけれど、何か法則性に基づいた基準があるならともかく浦和‐鹿島の理由がわからない。

 はっきり言って、今の浦和は大したチーム力があるわけではない。
 今年の戦力などは一般ファンにとっては未知数だ。
 FWは少しは変身したのかこれまでのままなのか、新加入の選手は期待通りに動くのかそれともまだフィットし切れないのか、スタイルは進化したのか後退したのか等々、いわゆる「不安と期待」で開幕戦を迎えるわけだが、それが国内では滅法強い鹿島相手ではもうそんなことを考える余裕もない。
 
 ならば「ようこそJ1へ」の湘南や仙台ならいいのか、と言われるとまあ開幕戦で昇格クラブに負けるとそれはそれで痛みも大きくなるわけなのでなんとも言えないけれど、まあ浦和が鹿島と当たるのは少しはゲームを重ねて「おお、今年は妙に調子がいいじゃないか」とか「う~む、相変わらず考え込んで体の動かないフットボールではないか」とか分かってからにして欲しかったのだ。

 この開幕戦カード決定には何か法則性があるのだろうか。
 それならばどこと当たっても文句は出ないけれど、Jリーグが恣意的に決定しているならば随分と不公平ではないか、と何か釈然としないのだ。

 だがまあ、もし浦和が鹿島を開幕戦で粉砕してしまったら(しかも相手のホームでだ)、それはまた実に喜ばしいことであるのでそのときにはコロリと変心して「ザマアミロ」になるのだけれど、チームの方は慢心してその後にマズイこになるかもしれない。

 とぼやきつつ開幕戦を待っているこの頃だ。

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 元日は思いがけずも丹沢大山に登り、おかげで素晴らしい正月を迎えることができたけれど、本来行くはずだった明神ヶ岳にも申し訳ない気がしていた。
 道路規制で止む無く断念したものの、富士山を眺めると隣に明神ヶ岳が眼に入り益々後ろめたい。来年の正月ももし山へ行くとしたら大山だろう。
 だから早いうちに登って謝らねばとおもっていた。
 それ今日(1月17日)、で昨年の10月についでの再訪を果たした。

 水曜日の雨で丹沢表尾根の上のほうが白かったので、標高で少し劣るものの明神ヶ岳も一応1000メートル峰だから多少の雪はあるだろう。ラッセルの可能性はまずないからスッパツは不要だろうけれど、凍結の可能性が考えられるので簡易アイゼンをザックに入れておいた。
 
 大雄山最乗寺の駐車場を出たのは7時10分。
 日の出から少し過ぎた時間だ。
 最乗寺からは法螺貝やら鉦やらの音色が響いてくる。
 最初の1時間はとにかく植林帯だ。杉や桧の木立の中を行く。
 歩きだしてから20分でまずは最初の林道、そして次は舗装された林道を横切る。
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 「第2」の林道を過ぎてから10分で「見晴らし小屋」着。
 最乗寺からは50分。
 この「見晴らし小屋」は何のために建てられているのだろうか。
 非難小屋なのだろうか、それとも季節になると売店などになるのだろうか。
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 ここから10分程行くと防火帯のような草地になってにわか展望がよくなる。
 足柄平野の小田原市、そして相模湾。
 ただ今日は海方面に雲があって大島すら見えていない。
 まあそりゃ贅沢な要望であって、相模の国の広がりを望めるだけでも素晴らしい。
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 神明水を過ぎてさらに草地を行くとやがて薄っすらと積雪している。
 1cmにも満たないから積雪というよりも「付いている」といった方が正しいかもしれないけれど、歩いてゆけばキュッなどと音がして少し嬉しい。
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 草地から再び樹林帯に入り、そして高度を上げてゆくと雪の「付き」も多くなるけれど、凍結しているわけではないので簡易アイゼンの出番はない。
 心配だったのは頂上直下の急斜面。
 ここが凍結しているとやっかいだ、とおもっていたのだけれど…凍結どころかグッチャグチャの泥んこでアイゼンどころではなかった。
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 頂上には「見晴らし小屋」から80分で到達。
 最乗寺からの合計130分である。
 頂上にも予想したような雪はなかった。
 しかしこの展望の素晴らしさ。
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富士山には若干の雲がかかってしまったけれど、大好きな北岳、間ノ岳が青空の下に白い峰を輝かしている。その横には鳳凰三山とそして奥にはゴツゴツとした甲斐駒ケ岳。さらに三ツ峠山の向うには八ヶ岳の赤岳が白い峰を屹立させている。
 もうこれで充分だった。冷たい風の中で、しばらく甲斐と信濃の山に見とれていた。

 今日は1月16日、1月も半ばで半月過ぎたが売上がない。
 売り掛けもない。
 今年はまだ納品書すら作成していない。
 12月分がずれこんでそれが売り掛けになるであろう、というだけ。
 とにかく12月の売り掛けでは1月は去年のとおり大幅な赤字になってしまう。
 そのためには現金で20万円必要だ。
 でも、現在のところ売り物がないからそりゃ難しいだろう。
 しかしそうだとあきらめるわけにも行かない。
 あと半月、少しでも20万円に近付くために頑張らねば。
 
 

エレガントなフットボールで準々決勝以来を楽しませてくれた青森山田が敗れた。
 全国高校選手権で優勝したのは山梨学院大学附属だった。
 自分の応援したチームがまたしても負けてしまって、これじゃそのうち「どうか我々を応援するのはやめてください」と言われてしまいそうだ。
 
 ただ山梨は矢板戦でもそうだったけれどボールへの寄りが早かった。
 そして運動量も豊富であった。
 勝利に対する貪欲さとでも言うのだろうか、精神的にも強かった。
 横森監督は勝つためのフットボールを仕掛けてきたのではないだろうか。
 
 対して青森山田は自らのエレガントさに呪縛されたかのように動きが鈍かったし、思い切りも悪かった。
 丁寧過ぎたと言っても好いのかも知れない。
 だから時間がかかって、一歩先んじる山梨のディフェンスを崩すことが出来なかった。
 青森が「必死こいて」ゴールを狙いに来たのはもう後半も終盤になってからだ。
 もっと早くから、大きな展開と思い切りの好いシュートを放っていれば…と悔やまれる。
 
 ただ山梨県勢が初優勝だとは知らなかった。
 韮崎高校が1回ぐらい優勝しているのだろうとおもっていたからだ。
 山梨県の高校サッカーを引っ張ってきた、そして中田英寿をも生んだ韮崎高校としては最初に優勝したかっただろう。
 だが山梨学院も中々好いチームだったから仕方ないだろうな。
  
 青森山田は残念だったけれど、このチームには来年もある。
 来年もエレガントは、しかし今度はもっと力強いフットボールを期待しよう。
 
 それにしてもホント、昔の高校サッカー地図というのがアテにならなくなった。
 来年はどこの地区からどんなチームが飛び出てくるのだろう。
 そうおもうと高校サッカーも新しい楽しみに入ったのかもしれない。

 準々決勝で観た青森山田のフットボールが中々好かったので、準決勝でも期待した。
 そして期待通りのファンタジックだった。
 そして関西大学第一もこれもまた技術力を背景にした、パワフルなフットボールだった。
 とはいえどちらに勝ちあがって欲しいかといえば、消去法なのだけれど東日本の青森山田だ。
 
 青森山田の1点目はPKだったけれど、あれはテレビで観ていても相手DFの足の裏が見えていて、仕方なかろう。
 2点目はGKやDFやコースをしっかりと見て狙ったゴールだった。
 これは僕の偏見かもしれないけれど、雪国の選手ってボール扱いや細かなパスとか得意のような気がしている。
 なぜならば冬はグランドが雪に覆われるので、練習が室内になって、それで狭いスペースでのボール回しやそれに伴う技術力が向上するんじゃないか、なんてアテにならないことをおもったりするのだ。まあ、選手の全てが青森県人ではないようであるが。

 しかしそれを裏付けるかのように1点を先制した後の青森山田高校はにわかに活き活きと動き出し、軽快なパスがポンポンとつながるようになった。
 しかもDFもボールへの寄りが早く、よく言う「攻守のバランスのとれた」チームなのである。
 そして点を取るために前がかりになりスペースに空きができた関西大学第一のゴールを何回も脅かしたのだ。
 これでは関西大学第一が天皇杯決勝の名古屋みたいで可哀そうだなあ、なんて余裕というか油断のような気持ちが僕に芽生えてしまったのだが、そしたら終了間際に1点取られてしまった。
 まあ1点ぐらいいいや、なんておもっていたらさらにまた1点、ど、ど、同点! にされてしまったのだ。
 さすがに「なにわのど根性的」パワフル・フットボールだ。
 しかし、おいおい、またまた大阪にやられてしまうのかい、天皇杯以来の「ことごとく」はまだ活きているのか、である。
 楽勝だとおもわれた青森山田だったけれど、PK戦になってしまった。

 だがPK戦が始まって青森山田のGKを見たときには何だか安心した。
 テレビで観ていても頼もしいではないか。
 これで青森山田の勝ちを確信したのだけれど、青森山田の5人目のキッカーが枠外に蹴ってしまって、もう1度このGKが見せ場を作らねばならなかったのは少ししんどかった(あ、関西弁を使ってしまった。しかし僕には関西の知人・友人が多くてほとんどこの方面の方々にお世話になってるから仕方なかろう)。

 とにかくJ1リーグや天皇杯以来、「ことごとく」贔屓にしてあげたチームの敗戦が続いていて、高校サッカーになってもそれがある意味続いていたのだけれど、やっとその呪縛が解けたようである。

 もうひとつの準決勝、矢板中央‐山梨学院附属はまあどっちが勝ってもいいかなー、という気分で観てたのだが、山梨学院が決勝へ。
 この両チームは技術的にも組織的にも文句の付けようがないのだけれど、それでは感嘆させるフットボールかといえばそうでもない。高校生らしいといえばいいのだろうか。
 そして準決勝ではわずかに山梨学院の方が動きが滑らかで、ボールへの反応も早かった。
 それが両校の明暗を分けたのではなかろうか。

 さて、決勝戦であるが「近い」ということから言えば山梨学院なのだけれど、ここも俄然青森山田を応援したい。ファンタジックなフットボールに栄冠が輝くことを期待したい。
 Jでは甲府に肩入れしているけれど実は僕は大昔、韮崎高校のOBが主体となったクラブと試合をして、けっこうラフなプレーをされたので山梨県の高校に好い印象がない。
 そういえば韮崎高校OBを怒らせた、その僕のチームにいたトリッキーなプレーをしたFWは青森出身だった。

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