テイザニストもろーの山歩き

山歩き歴50年、今は低山を中心に歩いています。

2009年10月

 リバプールがマンチェスターUに勝った試合を観る。
 もちろんテレビでだ。

 リバプールはこのところ不調で何でも6連敗だとか。
 この前もCLでリヨンにホームで負けてしまって、あれあれ、なんておもっていた。
 どことなく浦和に似ているではないか。
 でも歴史も実績も人気も名声も実力も、浦和なんかと比べて欲しくないだろうリバプールだからこの連敗も浦和以上に大変な話なのだろう。
 そのリバプールがフェルナンド・トーレスの一発でマンチェスターUに勝った試合の映像だから、これは観ないわけには行かないではないか。

 いやはや凄い試合であった。
 技術力とスピードに裏打ちされている上に、そこに気迫が加わってのぶつかり合いだからもうこれこそ本当のフットボールではないか。
 結果がわかっている試合だというのに画面から目が離せなくなってしまった。
 思えば昔、日本も少しは海外の、特にヨーロッパや南米のフットボールを見習えということで「格闘技宣言」なんてしたことがあったけれど、そしてそのスローガンに従って少しは激しくプレーした時代もあったけれど、今はまたなんだか魂をどこかへ置き忘れてしまったような試合が目立つよなあ、なんてリバプールとマンチェスターUの試合を観ていておもってしまった。

 で、そういえば、この試合が始まってから1時間後にACLの名古屋対アルイティハドの中継があったっけ、などと思い出してそちらにチャンネルを切り替えたら、リバプールとマンチェスターUとの緊張感ある試合に比べるとなんともノンビリしているように見えてしまった。
 アウェーで2-6と大敗した名古屋だけれど、僕は4-0で勝つことも決して夢ではないとおもっていた。そして新聞の報道によれば、名古屋のストイコビッチ氏はこの試合では4トップで臨んで必ず逆転する決意だというではないか。
 だからそれなりに期待したのだけれど、ああ、やっぱりダメだった、先制されてしまった。
 
 それで結局これじゃつまらんからもうリバプール対マンチェスターUひとつに絞って観戦。
 フェルナンド・トーレスのゴールはやはり素晴らしかった。
 彼はやはり「決めてくれ~ッ」というときにパッと決めちゃう選手で、こういう選手がいるチームがうらやましい。
 もちろんどちらも攻撃も守備も見ごたえがあって、試合終了直前にリバプールが加点したけれど、マンチェスターUにしればあれはもう仕方がない失点だろうね。
 これでリバプールは上昇機運に入るんじゃないだろうか。
 チョッと意気消沈していたけれど、これで少しは安心、CLも快進撃の波に乗ってくれればなあ、である。

 プレミアの試合中継が先に終ったからACLは後半丸々ザッキングすることなく観られるのだけれど、しかしもう見る気がしなくなってしまった。
 これでACLの決勝は韓国とサウジアラビアのクラブ。
 日本で一発勝負の決勝戦が開催されるというのに日本のクラブが出てないんじゃ誰が見に行くの、っていうところではないか。
 だってアジアにはレアル・マドリーやACミラン、マンチェスターにリバプール、なんていう地域中で人気のあるクラブはないからね。名古屋が負けちゃったのはACLの決勝を招致した協会の大誤算だろう。

 でも名古屋に決勝進出を期待するもの無理があったよね。
 だってリーグ中位にあるクラブだから、いくらノックアウト方式とはいえ各国のリーグ代表みたいなクラブ相手となるとやはり多くの期待は出来なかったろう。
 それよりも現在リーグ上位にある鹿島や川崎、G大阪が敗退したことに問題はありはしないだろうか。
 もちろんこれらが手抜きをしたわけではないけれど、やはりもう少しは気合を入れてACLに臨むべきだったのではなかろうか。いずれにしても残念なことである。

 大阪へ行くためにいろいろと準備をしているけれど、クルマで行くとしてもやっぱり金がかかってしょうがない。
 
 大阪圏内は1000円とはまた別の料金がかかるらしく、僕の住んでいる地域からだと1600円かかるらしい。往復で3200円だ。それからホテル代はまあ安いところを探して6000円。大阪市内の電車の移動でまあ1000円ぐらいを見込み、そしてガソリン代が往復で10,000円か。ここで合計が19,200円。そしてなんだよ会合の会費が4000円だってぇ~。
 これで23,200円。チェッ。
 ただ、電車でいったら自由席でも往復で約24,000円、ホテルと会合会費で10,000円。ここでもう合計で34,000円。
 まあ、クルマなら電車より10,000円は安く済ませるし、それから帰りには本来運送会社に送ってもらわねばならない荷物(自分の在庫だ)を持って帰るから、これが8,000円分ぐらいで、これを引くと差し引き合計で大阪行き経費が約12,000円ぐらいに圧縮できるから仕方ないか。
 それに若干の営業も出来て、それが後にリターンになるかもしれないし。

 でもこの会合に出る人たちなんて、みんなキチンとした仕事もっていてそれなりの収入もあって、収入のない人たちはいわゆる有閑階級で、根っからのビンボーなんて僕だけだろう。
 う~ん、やはり定収のある仕事に就きたい。
 このご時世、個人事業主なんて無理だったなあ。

 10月も最終週になった。しかしそれなのに相変わらずヤル気が出てこない。
 10月は9月の売上があって何とか請求書を出せるけれど、しかし11月の仕込みをやっていないからこれじゃ11月末には請求書を1通も出さないという事態になってしまう。
 だから気持ちだけはアセアセするのだけれど、そうこうしているうちに1日が終わり1週間が終わりそして1ヶ月が終ってしまうのだ。
 最近は中国からもメールの返事がなくって、あちらも大して僕を重視しなくなってしまったし、もう八方塞がりというのはこのことだろうか。
 で、今日はネットでハローワークにアクセスして、そして仕事がないかどうか探してみたのだけれど、年をとっているだけで大したキャリアもないような僕のような男に仕事があるわけないよね。
 それでも、求人サイトに求職登録してみた。
 自分の売り込みなんて、これまでは働きを見てもらえばわかるだろ、なんておもっていたしそれで通ってきたからやったこともないけれど、四苦八苦して作成してみた。
 これで仕事が見つかったら苦労しないのだけれども。
 今週末の大阪で何かいいことあればいいのだが。

 先週、テレビで大宮の川崎戦を観ていて、負けたとはいえ大宮の「好いプレー」に、次にこのチームとあたる浦和の苦戦が予測できたのだけれど、あれま、ここまでやられてしまうともう大宮を尊敬しなければならないじゃないか、だよね。
 0-3ですよ、降格の対象になっている相手に。
 ということは浦和そのものが降格の対象になっちゃうんじゃないの、なんて心配になってしまうのだ。
 
 大分がJ2行きとなってしまって、選手も泣いていたけれどサポーターはもっと泣いていた。
 選手はJ2に落ちてしまったら、新しくJ1のクラブが触手を伸ばしてそのままのステージでプレー出来る可能性がなくはないけれど、サポーターやファンはそうは行かないんだってことを選手はもっと考えるべきではなかろうか。
 だって浦和の今日の現状で言えば、浦和の戦力と指導者とを考えれば、降格圏内のチームに0-3で負けるようなレベルではないはずであって、それが コロリ なのは、やはり選手のモチベーションとか精神的な問題が原因なんじゃないの。つまり彼らのプレーに多くの期待が籠められているということを選手はもっと自覚すべきなのではないか。
 もちろんそれはクラブ側もなのだけれど。
 
 ただ、サポーターズ・サイトやゴール裏の、1部のサポーターの言動を考えると選手たちのモチベーションを落としてしまうようなものも少なくない。
 僕が選手なら「そんならオメエたちでやればいいだろが」と言いうかもしれない。
 
 土曜日、やはり鹿島に大敗した千葉は、来季はもうほとんどJ2行き決定だけれど、でもサポーターは温かい拍手で選手を励ましていた。
 J2落ちが決定して号泣するサポーター、J2落ち目前でも選手を励ますサポーター。
 文句ばかり言っているどこぞのサポーターより余程素晴らしいではないか。

 僕と浦和は、杉山さんと森さんのプレーに魅せられて以来の若気の至り腐れ縁だから、これからも生きている間は付き合うことになるのだが、文句ばかり言うサポーターなんぞとは付き合いたくない。
 勝つチームが好きならば、その時々で強いクラブのファンになればいいのだ。
 鹿島なんて滅多にJ2落ちの心配なんぞないぞよ。

 とはいえやはり選手やスタッフ、会社はファンの気持ちをもっと汲み取るべきではないんじゃなかい。
 そうすれば今日にような無様な負け方はしないとおもうのだけれど。 

 同じ時間に始まる試合を同時にテレビ中継されては困ってしまう。
 今日の鹿島-千葉、G大阪-横浜FMはどちらも4時からで、そしてふたつの局でほぼ16時から始まったからたまらない。BSと地上波を行ったり来たりだ。

 どちらが楽しみだったかと言うと、鹿島-千葉だった。
 千葉はもう負けては行けないところにあって、とにかく頑張って鹿島を倒して欲しかった。
 鹿島は6試合勝ちがなしとはいえ、なにしろ地力があるからいくら負けても勝ち上がって来るに違いないのだからリーグを興味深く見て行くには鹿島がひとつでも星を落とした方がいいのだ。
 もっとも浦和がやたら強くって独走態勢に入ったら、そのときは絶対こうは思わないけれど。
 
 とにかく両チームともそして双方のサポーターとファンが勝点3を望んでいるわけで、これは白熱した試合になるに違いない、とおもっていたけれど結果は鹿島が3-0で圧勝。
 千葉は今季何回かテレビでその試合を観ているのだけれど、残念ながら降格圏内にいても不思議のないチーム力だ。
 先週の試合で京都に同点にされて引き分けたのも、観戦に行った人に聞くところでは連携ミスだそうである。そして今日の失点もディフェンダーの連携が悪い、というかなんだろう鹿島相手に緊張感が欠けているようにおもえたのだ。
 千葉は気前良く主力選手をどんどん売りに出してしまったから、今はJ2に行っても苦しいかも知れない。監督が解任されたけれど、それは指導力の問題ではなくって戦力も問題なのではなかったのか。
 クラブはサポーターやファンの気持ちをもっとよく考えて行動すべきだろう。

 鹿島が2点取って、そしてどうも緊張感に欠けた試合になってしまって、だから興味はG大阪-横浜FMに向かっってしまった。
 どちらが自分にとって好ましいチームかというと横浜なのだけれど、鹿島が勝つことが確実になったからにはリーグをおもしろくするためにG大阪が勝たなければならないだろう。
 この試合の方が緊張感があったし、密度の濃いスペースでのパス交換や攻守の切り替えがあって、鹿島-千葉よりは好ゲームだたとおもう。
 しかし横浜FMは上位争いをしていないのが不思議なチームだ。
 ディフェンスは悪くないし、攻撃も坂田と渡辺といういかにもフォワードらしい選手がいて、そしてパスもつなげての、中々好いフットボールをするのだ。
 今日もそうした内容で、一体どっちが優勝に手の届くチームなのかわからないぐらいだったけれど、双方ともディフェンスが良かったのかツメが甘かったのか、引き分けに終ってしまった。
 
 それにしても、日本の線審はオフサイドに対して厳格だ。
 誰かだ「線審はオフサイドを取るのが仕事だとおもっているかのように…」という文を読んだことがあるけれど、今日の線審はその類ではないだろうか。
 もしG大阪が今日ヨーロッパで試合をしていたら2点は取っていただろう。

 G大阪が引き分けて鹿島と勝点で少し話されてしまったからには、明日は川崎には是非勝ってもらいたいものである。
 もちろん浦和は大宮を下さなければならないが。

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