腰の調子がなかなか元通りにならない。
好い日とダメな日が交互にやってくる。
もちろんものごとが完璧な斜線で上向いて行くことはなくどこかで停滞がある。
上向いて行くのは階段状だ。
だから腰痛も三寒四温のように少しずつ好くなって行くのだろう。

先週・先々週と金時山。
先々週は足柄峠・山頂往復だったが先週は乙女峠まで足を延ばしてみた。
そして今週は鍋割山かなとおもっていたがやはり朝起きられなかった。
第一はやはりスマホで配信されるワールドカップのせいだ。
次々と試合を見てしまう。
それからやはりリハビリだったりトレーニングだったりするので娯楽性が低い。
なので行かなくっちゃという強い気持ちもないからだろう。

ではどこへトレーニングに行こうかと考えて秦野市の里山である念仏山・高取山に行くことにした。
この低山は毎度お馴染み腰痛克服復帰トレーニング場所である。
ただこれまでの腰痛は2月3月に起ることが多かった。
なので念仏山・高取山も春先にしか歩いたことがない。
晩秋・初冬がどんな感じなのか見るのもいいだろう。

出発は弘法山公園駐車場。
「めんようの里」の駐車場も兼ねているがいまは羊はいない。
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駐車場からは遊歩道で若干の紅葉。
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15分でまあとりあえず弘法山の山頂。
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楓の紅葉が綺麗だった。
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これが皇帝ダリアだと教えられてからやたらと見るようになった。
この日もあちらこちらで盛大に見た。
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湘南方面の遠景を見た後に念仏山に向かう。
明るい尾根道を通って善波峠の切通し。
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昔の大山街道でこの先に足柄峠があってさらに沼津までに通じているという。
現在の国道246号線の基の街道だ。
そして切通しを見ると作った人たちの少しでも楽な道にしようという気持ちを感じてしまう。
なので切通しを見ると感慨深いのだった。
付近には若干の紅葉。
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と歩いていると林の中でカサコソと音がする。
なんだとおもって見てみたらライフルを持った男性が立っていた。
オレンジ色の蛍光ジャケットを着ていたから獣害駆除のハンターなのだろう。
そうかもう狩猟期間に入っているのだった。
おいおい撃たないでくれよと切に願う。
すると右や左の遠くの山から銃声が響くではないか。
心穏やかではない。
以前春先に高取山直下で目の前に大鹿が飛び出してびっくり。
そしてその後を猟犬が追うという光景を目の当たりにしている。
流れ弾は勘弁だ。
もちろん多くの人が歩く尾根だからその辺は猟師さんも注意はしているだろうが。

なんとなく登って駐車場から1時間で念仏山着10時25分。
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なんとなくの緩い登りでも1時間歩くとやはり暑い。
ここでシャツ1枚になってそして少しお腹に入れる。
山頂から富士山が見えるが今日は雲の上に少し頭を出しているだけだった。
湘南方面と箱根方面を眺めて水分補給して10分休憩。
10時35分出発。
1度下ってやや本格的な登りになる。
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電波塔のある高取山の山頂はまだ遠い。
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ゴルフ場の脇を巻いて歩いて木の根っこだらけの道を登る。
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そして肩直下の急登。
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登り切って肩に出る。
楓の紅葉が綺麗だ。
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最後の登りは木の土留。
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山頂着は11時30分。
駐車場から約2時間だ。
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目の前の大山が大きい。
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これは大山三峰。
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先着の人たちが大勢いて山頂は休むところなし。
なので撮影と切り株に腰掛けての水分補給だけで即座に下山開始。
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念仏山が意外と遠く見える。
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それでも高取山を下ってしまえばわずかに念仏山の登り返しがあるだけ。
ほぼフラットに下って行く。
この落ち葉の上をカサコソと歩いて行くのも晩秋・初冬の低山の楽しみ。
がしかし楓など周囲の木々はまだ全然青々としている。
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この周囲の楓はいつになったら紅葉するのだろう。
暦の上では12月だ。
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めんようの里」まで戻って来ると蜜柑畑。
蜜柑が沢山実っていた。
今は羊がいないので「みかんの里」に改称した方がいいのではないか。
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めんようの里から秦野市街と遠くに金時山と矢倉岳。
金時山と矢倉岳の間が足柄峠。
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大山、二ノ塔、三ノ塔。
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こちらは鍋割山から西方面の丹沢。
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イチョウの木が綺麗だ。
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駐車場着13時10分。
9時20分から歩き始めて休憩が20分ほど。
今日も3時間30分歩いた。
山を歩いた後は腰の調子がなぜか好い。
とはいえまだベルト着用だ。
ベルトを外してスタコラ歩けるまではまだ時間がかかるのかもしれない。