テイザニストの山歩き

山歩き歴45年、今は低山を中心に歩いています。

Yahooブログから引っ越して来たばっかりで右も左も分かりません。
至らない所があるかと思いますがお許しください。

自分が最も多く登っている山は伊豆ヶ岳だ。
いっときは春夏秋冬に登っていたこともある。
電車に乗って駅を降りれば登山口という手軽さ。
コースタイムもお手軽で遅く起きても簡単に往復できる。
それでいて岩っぽい尾根もあって「山」を楽しめる。
沢山お世話になった山なので神奈川県に転居した現在も出かけたい山だ。
今回はそれに武川岳と二子山の尾根を組み合わせてみた。
ここも何かと思い出多き尾根である。

このメモリアル縦走というべき今回の計画にお付き合いくださったのは4人。
武蔵の国住人のおっくんさん、デコちゃんさん、Tanmaさん。
そして信濃の国の住人のレンレンさん。

出発点は正丸駅。6時20分まだ暗い。
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大倉の集落を抜けて馬頭観音のところで分岐。
ここから山道に入る。
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正当な伊豆ヶ岳登山は正丸峠経由だろう。
でも自分が最も利用した登山道がこの道だ。
泣き坂とか胸突き坂と呼ばれるコース。
山頂への最短コースだが水流沿いのこの道は雨が降る度に荒れる。
土砂やら流木やらで登山道が埋まるからだ。
この日もこんな状況。
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まあ自分は数えきれないほど歩いているのでどこへ行け好いかすぐわかる。
そして胸突き坂。
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今は大したことはないけれど昔は足場もなくつるんつるんの道だった。
登り切ると尾根歩き。
昔はこの尾根も伐採で木がなくっていわゆる禿山状態だった。
だからこの岩っぽい尾根がの両脇がスッパリ落ちていた北アルプスみたいだった。
それで自分たち仲間は「プチ・アルプス」なんて呼んでいた。
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尾根を登り切ると男坂。
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これが低山でも人気の伊豆ヶ岳の所以だろう。
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鎖場の頂点から見る二子山。
今日はあすこまで行く。
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伊豆ヶ岳山頂着8時15分。
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昔のことばかり言ってしまうけれど以前は見晴らしが良かった。
双眼鏡を使えばで東京湾を航行する船まで見えた。
横須賀港に停泊していた空母エンタープライズも見えた。
ただ今は山頂付近の木々の丈が伸び過ぎ。
平野お天気も今ひとつだった。
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伊豆ヶ岳を8時24分出発。
山伏峠へ。登ったのに残念な下り。
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山伏峠で自動車道路を渡る、8時53分。
車が来ないかと用心して危険度が山より高く感じる。
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山伏峠からひたすら登って林道。
2015年に通ったときは工事中だった。
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さらに登って前武川岳、10時7分。
みんなが「マエタケ、マエタケ」って言うから「好い薬です」を思い出す。
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ここは天狗岩の分岐。
45年前、この天狗岩方面へ下って道を間違えてポツンち一軒家に出たのだった。
素晴らしい思い出。
ホントの「ポツンと一軒家」の番組に出て来てビックリだった。
それにしても武川岳のまだ遠く見えること。
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でも何とか登り切って武川岳山頂着10時25分。
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お腹がぺっこぺっこだったので見晴らしの好い山頂で昼食。
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ここも昔は今よりずっと見晴らしが良くって初日の出を見に来たことがある。
調子に乗って食べ過ぎたかもしれなけれど山頂を11時10分発。
尾根歩きへ。
しかしここってこんなにアップダウンがあったけ。
昔はよく歩いたし最近では2015年に通ったのにアップダウンが記憶にない。
見晴らしの好い焼山には12時15分着。
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目の前の武甲山。
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城塞のような両神山。
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さて最後にピーク二子山を目指す。
けっこう遠く見える。
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二子山直下の岩場。
自分が息も切れ切れ。
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二子山のまずは雄岳。
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次に雌岳。13時30分。
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そしてここから激下り。
ロープなしでは下りられないような急斜面。
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でも沢沿いの下山道には紅葉もあって。
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橋を渡って。
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芦ヶ久保駅西武電車下の通路を潜り抜けるとゴール。
14時50分でした。
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芦ヶ久保駅に降りてきたらお土産を買わねばならない。
しゃくし菜漬けと秩父もちを購入。
みなさんはソフトクリーム。
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ああ、しんどかったけどこのコースを歩けてホントに満足です。
自分の思い出いっぱいのコース。
お付き合いくださった方々には感謝しかありません。
そしてしみじみの味わいある奥武蔵をこの季節に歩けたことにも感謝。
ありがとうございました。

箱根の紅葉も山を下ってきて宮ノ下辺りも見頃になっているだろう。
それで湯本から湯坂道を歩こうと箱根に出かけた。
ところが朝寝坊したので出遅れた。
午前8時なのに湯本の手前で大渋滞。
たどり着いた湯本は駐車場がどこも満車。
30分程空くのを待ってみたがさっぱりだった。
それでもう諦めて帰ることにした。
でもせっかく家を出て来たのにこのまま帰るのも惜しい。
それで前から気になっていた神奈川県山北町の河村城址に寄ってみることにした。

河村城址は国道の246を走っているとその案内が見える。
聞いたことがない城の名前だった。
なので山の上に看板が立ってるだけだろうぐらいにおもっていた。
ところがある日テレビを見ていたらこの河村城址が出て来た。
甲斐武田氏からの守りのための、小田原北条氏の重要な出城だったそうだ。
テレビでの空撮の映像は山の上の大きな城域だった。
こんな凄いところだったのかと感心。
いつか行ってみたいとおもっていたのだった。

河村城は城山という、いかにもの山名の山にあった。
だから眼下に山北町を見下ろし、その向こうには高松山がある。
東名高速道路も見えている。
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駐車場から城址に向かう。
この入口がすでに大庭郭の一画だ。
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大庭郭張出というところから足柄平野を俯瞰。
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広場のような大庭郭。
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大庭郭から金時山。
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そして明神ヶ岳。
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河村城を俯瞰できるように櫓が立っている。
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近藤郭の空堀と堅堀跡。
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案内板があるところが蔵郭。
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先に進むと大きな広場があってここが本郭。
平城であれば本丸に相当するのだろう。
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他にもここには馬出郭だの水郭だのの標識が立っていた。

山林の中に小道があったので進んで行くと西郭。
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さらに山道を進む。
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すると北郭の標識。
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木々に遮られて良く見えないのだが下には川が流れていて切り立った場所なのだった。
つまり埼玉県寄居にある北条氏の玉淀城と同じなのだった。
武田氏への備えとして万全を期したのだろう。
ただ河村城は元々は平安時代に河村氏によって築城されたようだ。
さらに山道を進むと北郭張出というのがあるようだがどんどん下って行くので引き返す。
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帰ってきて空堀。
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そして箱根の静岡県側の守りである山中城と同じように障子堀がある。
ただ規模が小さい。
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発掘時の写真があったがこのまま公開すればいいのにとおもう。
変に整備する必要もなかったのかも知れない。
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遺構の向こうに見えるが大野山。
これで河村城址見学を終了。
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1時間しか散歩できずにもっと歩きたいとおもう。
周辺は洒水の滝方面へのハイキングコースになっている。
しかし車を置いて行ってしまうわけに行かないので諦める。
富士山とみかん。
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一夜城跡もそうだけれど城跡周辺はみかんが多い気がする。
城山の斜面が程よいのだろうか。
最後に山北町役場がYouTubeにアップしているドローンからの俯瞰。
来週は山を歩きたい。

奥秩父の笠取山は長年気になる山だった。
山名の由来が「山見廻り役人がここの山頂で笠を取って挨拶した」というの好い。
伝説だったとしてもなんともたおやかだ。
そして1994年版のガイド地図では山名が赤地白抜きになっている。
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何か曰くありげではないか。
そして標高が1953m。
これを1953年にするとエベレストが初登頂された年になるのだ。
その他にも自分のプライベートの数字にもなる。

この山は本来なら35年前に雲取山~雁坂峠縦走で頂上を踏むはずだった。
でも自分も友人も時間が取れずそのうちに縦走の話が立ち消えになってしまった。
そして今、Tanmaさん始めみなさんのおかげで山頂を踏むことができたのでした。
ごいっしょくださったのは、席亭のTanmaさん、おっくんさん、でこちゃんさん。レンレンさん。

出発点は作場平駐車場、6時40分発。
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30分程で一休坂とヤブ沢峠を分ける分岐。
Tanmaさんプランでヤブ沢峠へ向かいます。
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このコースがとても良かった。
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細流を辿り。
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桟道を登り。
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そしてヤブ沢峠、8時11分着。
メルヘンな景色を歩いたので出発してから1時間半過ぎたとは思えなかった。
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ここから25分ほどで笠取小屋、8時36分。
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秩父の小屋は巨大建造物でないのが好い。
山仕事の拠点がそのまま登山者の小屋になったという感じ。
しかし、ややや、鹿の群れ。
ここは奈良か。
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小屋で餌をあげているらしい。
なるほどちゃんと食事をさせれば鹿による植生への被害が軽減されるのだった。
ここからの大菩薩が立派だった。
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これから先も大菩薩は立派だった。
でも富士山へ周囲の景色が好くって大菩薩まで気が回らなかった。

8時55分に小屋を出発してからしばらく、またメルヘンの景色に出た。
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秩父の尾根のこの景色が素敵だ。
みんながカメラを構えるのは当然だ。
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そして登ったところが小さな分水嶺。
塚のような小さな突起だがここが凄い所。
荒川、多摩川、富士川の分水嶺なのだった。
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まるで甲武信岳のようではないか。
ここからの景色がまた素晴らしく、ここで終わりにしても好いの声あり。
全くその通りだったけれど10分程の滞在で笠取山へ。
今までのんびりした歩きだったのだけれど見える山頂は突兀としている。
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やっぱり笠をを取って挨拶じゃなくって北アルプスの笠岳と同じ笠の形なのだった。
その笠というのは市女笠だ。
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だからここへ来ての登りがつらい。
しかし振り返れば絶景だ。
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山頂からの景色がまた好い。
とにかく富士山だ。
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そしてぐるっとの景色。
奥多摩の三頭山から始まって丹沢、大菩薩、富士山。
南アルプスから奥秩父の山々。
山頂着は9時46分。
富士山といっしょに撮影できるのが好い。
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しかしこれは本来の山頂ではなかった。
10分程の撮影タイムから先に進みます。

いつも素敵な両神山。
その後ろに上越国境の山々。
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1953mの山頂。
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ここから多摩川水源の水干に向かいます。
水干への道。
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水干の標識。
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ここからの1滴が多摩川を作るのだ。
自分は子供のときに世田谷区に住んでいて二子玉川で泳いだりした。
祖父と多摩川沿いを散歩もした多摩川園、二子玉川園の遊園地にもお世話になった。
だからここへ案内してくれたTanmaさんに感謝。
名前の通り水が干されていたけれどこの整備に東京都の心意気を感じる。
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再び小さな分水嶺に戻って昼食。
50分程休んでから11時57分に山小屋を経て一休坂を下山。
多摩川源流沿いだ。
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ぐんぐん下って行って13時7分に作場平着。
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もう今日は本当に好い山行でした。
念願の笠取山に登れて満足以外のなにものでもない。

形が好くって雰囲気が好くって景色が好くって多摩川の水源地で。
これはもう立派な名山だ。
ただ多摩川は都民の水の供給地だ。
そのために山梨県にありながらも東京都が管理して整備している。
それゆえに素敵な景色に恵まれているのだろう。
だとすれば名山などとなって、わんさか人が押し寄せたらやっぱり困る。
今ぐらいが丁度好いだろうな。

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